論文試験ってどう勉強したらいいの?と悩んでいるあなたへ。
論文試験の対策ってどうすればいいかわからないですよね。
「対策の仕方がわからないし、センスだから対策しても意味がない」と考えているかもしれませんね。
ですが論文試験は対策をせずに試験を受けてしまえば即不合格になる可能性があります。
ですので対策は必須です。
論文試験は、ほとんどの自治体で出題されており、公務員試験は人物重視になっているため、相対的に論文試験の重要度が上がってきています。
特に行政の仕事は文章を書く仕事が多いため、論理的な文章を書けるのは非常に高評価に繋がるはず。
ですが・・・
ほとんどの受験生は筆記試験や面接試験だけに注力し、論文を軽視し、あまり対策する人はいません。
ですから論文試験で差がつきにくいのが現状です。
しかしこれを逆に考えてみましょう。
論文は少し対策するだけで周りの受験生と比べて大きくリードができる
ということにもなります。
この記事では、
「論文って何?」という状況から、たった2週間で合格できる論文を書くための方法をお話していきます。
それでは参りましょう。
ちなみにFラン大学の山辺が
「国家一般職、県庁、市役所、大学法人」
に内定をもらった勉強法や戦略を↓の講座で解説していますので興味のある人は参加してみてください。
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Contents
結論:論文はありきたりな内容でOK!!
論文を書く上で重要な心構えをお教えしましょう。
このポイントを守るだけで採点者が評価ポイントが理解できるはず。(どのホームページや本に書いていないことです。)
いいですか?結論からお話します。
合格レベルの論文を書くためには独自性は必要ありません。
ありきたりな内容でOKです。
ここで重要なのは、独自性はまったく必要ないということです。
(逆に独自性のある論文は、マイナス評価につながることもありえます。)
多くの受験生は論文で「独自性のある答案がかけないと合格できない。」と思っている人が結構いますがそんなことはありません。
論文試験では、内容より書き方や構成のほうが重要です。
ですので、当たり前のことを当たり前に書けば合格できます。
例えば少子化問題について課題が出たとしたとしましょう。
その場合解決策として
①出産及び育児における負担の軽減措置、
②社会全体で子育てを支援する体制づくりを行っていく
などのありきたりな内容でも問題なく合格できます。
「なぜありきたりな内容でいいのか?」
とあなはた思ったかもしれませんが、この質問に答えるためには「公務員の仕事の本質は何か?」を考えれば理解できます。
(多くの人はここを外すから不合格になってしまうのです。)
公務員の仕事は、いろいろな住民のニーズがあるなか折り合いを付けながら、目の前の課題を現実的な方法で解決していくことが求められます。
ですからみんなが納得するような施策=『解決策はどうしてもありきたりな内容』になってしまうのです。
少し分かりにくいので、例を出しましょう。
例えば、福利厚生を充実させようと考えても、そのためには財源を確保しなければいけません。
そしてその財源は納税者からの税金でまかないますが、福利厚生を受けられない人にとっては何のメリットにもなりません。
このように行政の仕事にはあっちを立てたらこっちが立たずというジレンマが発生してしまいます。
この両者がそれなりに納得できる落とし所を考えていくのが公務員の仕事です。(多くの公務員試験受験者はこのポイントが分かっていない。)
そもそも受験生が少し考えたところで斬新な取り組みを思いつくわけないのです。
そもそも論文試験ってどのような試験なの?
論文試験は出された主題に対して論文形式で答えるもので、試験時間の60〜90分で800〜1200文字以内で回答するものです。
論文試験は平たく言うと、
課題に対してどのように分析しているのか?
その課題に対する解決策を他者にわかりやすく論理的に伝えられるのか?
を評価する試験なのです。
(公務員は文章を書く仕事が多いので、論文試験を取り入れているのだと思います。)
ですので重要なのは内容ではなく『自分の意見をどのように伝えるのか?』を意識して対策していきましょう!
補足:ちなみに・・論文試験は次のような基準で採点を行っています。
つづいて論文試験の、採点基準をお話していきましょう。
自治体によって評価ポイントは異なりますが、ほとんどは次の5点に集約されます。
文字数 | 文字数に応じて採点。文字数は最大文字数の9割以上を埋めるようにしましょう。 |
---|---|
内容 | 公務員の見識はあるか? |
構成 | 文章の構成はいいか? |
表現力 | 文章は分かりやすいか? 論理的な文章を書いているか? |
国語力 | 誤字・脱字はないか? |
こちらの採点基準を意識しながら、論文を書くことを心がけましょう!!
論文対策は「1週間で書ける!!公務員合格作文」を読め
論文対策でもっとも重要なのは、構成を意識することです。
構成を意識し、その構成に必要なものをはめ込んでいくようなイメージで作っていけば、合格する論文は書けます。
イメージはパズルですね。
全体のボードにどのようなピースを作りはめ込んでいくのか?というイメージで論文を考えていきましょう。
と思ったかもしれませんので補足しておきます。
論文試験は先程もお話したとおり、内容ではなく
どれだけわかりやすく、論理的に説明できるか?
を評価する試験ですが、
そのためには『論文試験では何をどのような順番で説明すればいいのか?』をあらかじめ押さえ、それに当てはまるパーツを当てはめればOKなのです。
つまり、高評価の論文を取るためには、
①論理的に説明するためにどのようなパーツが必要なのか?
②どのような順序でパーツを並び替えればわかりやすくなるのか?
を意識しながら書けばいいということです。
ではどのようなピースをどのような順序で書くべきなのか?については
「一週間で書ける!!公務員合格作文」
「公務員試験無敵の論文メソッド」がかなり分かりやすいので読んでおきましょう。
中古でも問題ありません。
(公務員試験を受ける私の友人に紹介し、一読したあと論文を書いてもらったのですが、かなり分かりやすい論文が書けるようになりました。)
この本では「論文を書くためにどのような型が必要なのか?」を非常に簡潔に説明しています。
ですので
- 論文ってどう書けばいいの?
- 文章を書くのが苦手なんだけど・・・
と思っている受験生は必ず読んでおきましょう!
たかが数千円で論文試験で高評価を取れるようになります。
論文は次の3ステップで書け!それだけで合格できる!
論文を書く場合、特に困るのは、
という点でしょう。
ですが安心してください。
論文は型を意識し、それぞれのパーツで「何を書くべきなのか?」を考え、そのパーツに肉付けをしていけば、合格する論文を書くことができます。
大事なのは型です。
論文試験で高評価を勝ち取れる論文は次の3ステップで書いていきましょう。
【論文の3ステップライティング】
①問題の背景 | なぜそれが問題となっているのか? |
---|---|
②問題点・課題 | 現在の課題、短所 |
③解決策 | 解決策 |
論文を書く際はこの3つのパーツを意識しましょう。
論文は①問題の背景、②問題点、③解決策のテンプレートで書け!
さきほどまでは論文を書くためには型を意識しろ!ということをお話しましたが、次に論文を必要な3つのパーツをそれぞれ説明していきましょう。
論文の3ステップライティング
①問題の背景
まず初めに「なぜその問題が発生しているのか?」を説明することです。
この「問題の背景」に言及することで、より論理的な文章になります。
例えば少子化問題なら『なぜ少子化問題が起こっているのか?』を論文の冒頭で特定しなければいけません。
一応具体例を挙げておきます。
近年は女性も大学・短大に進学するようになり社会に進出するようになってきた。これによって晩婚化が進み、「シングルス」と呼ばれる結婚しない女性が増加傾向にある。
また人々の暮らしが豊かになるにつれて、子供一人にかかる教育費やその他の費用が増え、多くの子供を有無には相当のお金が必要なため、子供を生まないことを選択する女性が年々増加している。現在日本の合計特殊出生率は1.4程度にすぎず、今後さらに低下することが懸念されている。
このように「なぜ問題が起こっているのか?」を特定し、次のステップに移りましょう。
論文の3ステップライティング
②問題点・課題
次に課題に対する「問題点・課題」を考えていきましょう。
これは、
与えられたテーマに対してどのような問題が発生しているのか?
を明確にするということです。
「なぜこの問題が発生しているのか?」を明確にすることで、次のステップの解決策を適切に考えることができるからです。
この『問題点・課題』で気をつけるべき点が1つだけあります。
それは問題点を多角的な視点で見るということです。
ちょっと分かりにくいので具体例でお話していきます。
例えば「格差を是正するために行政がするべきことは?」というテーマが出題されたとしましょう。
このテーマの問題点として「格差は悪だ!」と捉えると、格差を是正するために累進課税を強化するという発想しか出てきません。
ですが次のように多角的に考えればどうでしょう。
格差の問題が取り上げられているけど、みんなが平等なら、誰も冒険しなくなるのではないか?
⇛だからある程度の格差は必要なのでは?
⇛大事なのは、「格差自体が悪なのではなく、負け組が固定化するのが問題なのでは?」
このように多角的に考えると「格差=悪ではない」という本質にいたります。
最も重要なのは何を問題と捉えるかということです。
この視点・視座が論文試験のキモなのです。
論文の3ステップライティング
③解決策
この解決策とは
「発生している問題に対して、行政は何をするべきか」
ということです。
この解決策が論文のメインのところです。
ですがさきほどもお話したとおり、この解決策はありきたりな内容で構いません。
あくまで行政は『住民のニーズに折り合いをつける』のが仕事の本質なので、一部の人だけが得をする施策を書いてしまうと
「この受験生は行政の仕事を何も分かっていない。」
と思われる可能性があります。
ですので斬新(極端)な解決策は実現可能性が低いので書くべきではありません。
解決策が全然分からなければ『支援、規制、教育、関係構築』の4つで考えろ!
論文で最も重要なのはこの解決策ですが、
という受験生が毎年続出します。
ですが、安心してください。
行政の解決策として『支援、規制、教育、関係構築』の4つを覚えておけば、それなりに対応できます。
もし困ったら次の4つの解決策でなんとかできないのか?を考えるようにしましょう。
例えば生活保護の不正受給の場合
支援
⇛支援の仕方を変える。(現金支給ではなくフードスタンプ等にできればよいのでは?)
規制
⇛生活保護を受ける場合、帰る商品に何かしらの規制が必要なのでは?
教育
⇛生活保護を受給する人に『生活保護とは何か?』の講習を義務化する。
関係構築
⇛生活保護者に面談をし、自立を促す。
このように問題に対して、行政が行える解決策を論じていきましょう。
出題されそうなテーマは「論文試験頻出テーマのまとめ方」で勉強しておく
論文試験はさきほど紹介した一週間で書ける!!公務員合格作文」と「公務員試験無敵の論文メソッド」を実践すれば、合格レベルの論文は書けるようになるでしょう。
しかし、これらの対策には大きな弱点があります。
その弱点とは、論文を書くための前提知識等が勉強できないということです。
ですがご安心を。
論文で出題されそうな内容の前提知識を効率よくインプットできる本があります。
それがこの『論文試験頻出テーマのまとめ方』です。
「論文試験頻出テーマのまとめ方」で出題されそうなテーマについての前提知識をインプットしておきましょう。
ちなみに論文で出題されるテーマについては別記事でも詳しく紹介しています。
ぜひご覧ください。
公務員の論文に悩んでいるあなたへ。この頻出テーマを押さえなさい。
まとめ
論文試験は少し対策すれば、それなりに得点できる科目であり、多くの受験生は論文の対策なんてほとんどしてこないので、この科目は差をつけるチャンスです。
そして大事なのは型です。
型を意識し、どのパーツが必要なのかを考えながら書きましょう。
論文試験ではセンスは必要ありません。
大事なのは当たり前のことを、当たり前のように書くということだけです。
合格する論文の対策の仕方はこちらの記事でも解説しています。
ぜひご覧ください。
論文が上手くなる3つのコツ。公務員試験の論文はこう対策すればOK!!
追伸:予備校の授業や参考書でいくら勉強しても論文に自信がないあなたへ。
どうも山辺です。
「え??お前誰??」
と思われたと思うので、少し自己紹介をしておきます。
私は元Fラン大学出身だったため将来の不安に感じていたため、大学3回生の時に公務員を目指すことを決意しました。
無能だったにも関わらず公務員試験に合格するために様々な知恵を学んだ結果
国家一般職、県庁、市役所(2箇所)、大学法人に内定をもらい、Fラン大学のくせに、みんなが羨む公務員の仕事を選ぶ立場になりました。
私は予備校の授業では論文が全く書けませんでしたが、たくさんの書籍から学んだ思考力、文章力を磨くことで、どんなテーマでも合格レベルの論文が書けるようになりました。
こちらの企画では、
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こちらを読むことで、公務員試験の本質が理解できるため、
飛躍的に合格率を高める事
ができるでしょう。
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