市役所で働きたい。
そう思い『市役所の仕事ってどうなんだ?』と調べても、ほとんどのサイトでは「きれいごと」しか書かれていないと感じていませんか?
なぜ綺麗事しか書いていないのか。
その理由は、
市役所の仕事を体験したことがない人が書いている。
市役所でしか働いたことがない人が書いているため、民間企業と比較できず、フラットな視点で書かれていない。
というのが主な理由でしょう。
そこで今回、市役所で働いている私の友人のA氏(民間企業⇛市役所へ転職した人)に、市役所の仕事について聞いてきました。
かなりざっくばらんに話してもらえました。
もしあなたが
市役所で働くかどうかを迷っている。
市役所の試験を受けるべきか迷っている。
市役所の仕事について知りたい!
を知りたいなら、この記事は非常に参考になると思います。
ぜひご覧ください。
Contents
結論:『プライベートを充実させたい!』『仕事にやりがいは必要ない』と思っているなら市役所は最高の仕事。
市役所の仕事について聞きたいからよろしく。
俺、結構クズだよ?
じゃ、最初の質問。
市役所で働いたほうがいい人ってどんな人だと思う?
○仕事にやりがいを求めていない。
○プライベートを充実させたい。
というクズな志望動機を持っている人がなるべきだと思う笑
目をキラキラさせながら働いている人は見たことがない。
だいたいは自分の生活のためにしょうがなく働いている人が多いかな。
それは県庁も同じだ笑
だから
○仕事にやりがいを求めていない。
○それなりの生活ができれば良い
と思っているなら市役所は最高の選択肢だと思うし、
ぶっちゃけ市役所の仕事は民間企業と比較してもかなり楽だからね。
仕事選びで多くの人が幸せになれないのは自分の価値観と向き合っていないから。
真実をお話ししましょう。
なぜ多くの人が幸せを感じられないのか?
なぜ仕事の選択を間違ってしまうのか?
その理由は、
多くの人は仕事に求める価値観を考えていないからだ。
例えば
- お金のために働くのか?
- プライベートを充実させるために働くのか?
- 挑戦したいのか?
- 仕事にやりがいを求めたいのか?
これらの価値観で何を捨てて、どれを重要視するのかという判断基準を考えていないから、職業選択を失敗するんだ。
目を向けるべきは自分の心の中なんだ。
自分は仕事に『どのような価値観を持つ』のか、
そして『絶対に譲れない価値観』は何なのか?
これらを明確にしない限り、あなたの職業選択は絶対に失敗する。
もしあなたが幸せになりたいなら、この質問についてしっかりと考えたほうがいい。
職業選択する上で多くの人が重要視する3つのポイントと後悔しない職業選択をするための考え方
仕事をする上で多くの人が重要視することはいろいろあると思いますが、集約すると次の3つになるはず。
仕事を選ぶ3要素
①やりがい
②仕事内容(楽さ)
③給料
そして仕事を選ぶ際に、多くの人がしてしまう過ち。
それは
この3つすべて高い点数を取ろうとすることだ。
ほとんどの人は『自分がどの価値観を大事にするのか?』を考える事なく、漠然と点数を取ろうとするから仕事選びに失敗する。
自分が求める価値観を考えようとせず、なんとなく高い点数を取ろうとするから幸せを感じることができないのだ。
仕事にやりがいを求めるのはアホ。
幸せを考える上で、多くの人が気づいていることがある。
それは仕事にやりがいを求めても幸せになれないということだ。
あなたも気づいているとおり、仕事を頑張ってもあなたの給料は変わらない。
もしあなたが民間企業で働くことになっても、あなたが稼いだそのお金はあなたの上司や社長に流れるだけ。そんな中で一生懸命働いても、報われることはない。
いい?
今よーく考えて行動しないと、あなたは一生後悔することになる。
市役所の仕事はきつい?
⇛ロジックで考えると嘘。騙されてはいけない。
市役所に入っても仕事ってキツイんじゃないの?
と、あなたは思っているかもしれないが、そんなウソに騙されてはいけない。
『市役所の仕事はきつい』というのが嘘な理由は、次の2点。
市役所の仕事
①公務員から民間へ転職する人はごく少数。
②民間のしごとの辛さの基準が分からない。
それぞれ説明していく。
①公務員の離職率は圧倒的に低い
「市役所の仕事が本当にきついの?」
を調べる指標として調べるべきは離職率です。
仕事に満足していない人が多ければ離職率が高くなり、逆に仕事に満足している人が多ければ、離職率は低くなるという指標になりますからね。
ですから、仕事のキツさは離職率で考えるべきでしょう。
それでは離職率から「公務員の仕事は民間と比べてどれくらいラクなのか?」ということを考えてみましょう。
民間企業の離職率は30%
結論からお話しましょう。
民間企業の新規学卒者3年以内離職率は約32%です。
平成26年3月時点で離職者は32.2%という数字が出ています。
(大卒・3年目までの離職率の数値です。)
つまり10人に3人は3年以内に仕事を辞めているということです。
公務員の離職率は3%
民間企業の離職率は約3割でしたが、公務員の離職率はどうでしょうか?
結論からお話すると、地方公務員の離職率は約3%です。
計算式は
=650(普通退職者=定年退職以外の希望退職者)/840,315(25歳以下の全体人数)
⇛計算すると約0.9%(この数値は一年あたり。)
民間企業に合わせるために3年間で考えると、約2.7%
参考資料は下記のとおりです。
結論:民間と公務員の離職率は約11倍
先程の数字を比較すると
民間 | 32.2% |
公務員 | 2.7% |
ということになります。
つまり、離職率から見ると公務員は圧倒的にラクな仕事ということです。
民間企業を辞める人はノルマや数字の厳しさなどで転職を試みますが、公務員の仕事は楽なので転職をする人はほとんどいません。
②公務員の仕事がきついという言葉はあてにならない。
公務員の仕事は楽そう。
そう言うと、
現職の人から「いやいや、公務員の仕事はきつい。残業で22時まで仕事をしている。」
という話をしますが、
そもそも残業している=仕事がきついという発想自体がずれていると思いませんか?
「公務員の仕事は民間に比べると圧倒的にラク。」と私が考えているのは、
公務員の仕事は目の前のことをこなせば終わるけど、
民間は結果を求められるため「いくら努力しても結果が出なければ評価されない」からです。
公務員でずっと働いている人の『公務員の仕事はきつい』という言葉を信じるな。
そもそも公務員は「ずっと公務員として働いている人」が大半です。
そんな人が民間と比較して「公務員のしごとはきついんだ。」と言っても説得力がないですよね。
そういう人は民間の基準を知らないんですから。
私がとある県庁で働いている時、
民間企業から県庁に転職した人と知り合う機会があったのですが、ほぼ全員が「民間より圧倒的にラク」と口をそろえて言っていました。
ですので仕事のつらさはもちろん部署に寄って異なりますが平均すれば民間>公務員で間違いありません。
市役所で働く3つのメリット
さきほどは、「公務員がきつい」という話を真に受けないほうがいいというお話でしたが、つづいて市役所で働くメリットについてお話していきましょう。
市役所で働く主なメリットは次の3つ。
市役所で働く3つのメリット
①転勤がない。
②福利厚生が充実している。
③安定している。
『自分の価値観を念頭に、このメリットは自分にとって重要なのか?』という視点で職業選択を行いましょう。
市役所で働くメリット
①転勤がない
市役所で働く場合のメリットとして、転勤がないというは良いことでしょう。
市役所勤務になれば、基本的に市役所内の異動になるので、引越しなどを考える必要はありません。
そのため将来のライフプランは設計しやすくなるはずです。
地元にいながら将来もずっと働ける仕事はなかなかありません。
もしあなたが地元にずっと住みたいなら、市役所を考えるべきでしょう。
市役所で働くメリット
②福利厚生が充実している
公務員を志望する大きな理由として、福利厚生が充実しているということが挙げられます。
市役所の福利厚生のメリットはいろいろありますが、最も良いのは次の2点でしょう。
市役所の福利厚生が良いところ
①有給休暇が取りやすい
②高額な年金が支給される
有給休暇が取りやすい
民間企業で有給休暇を取ると国賊扱いされるところがほとんどですが、公務員は非常に有給は取りやすい環境があります。
実際に私が働いているときも、上司が有給を取っていたので、部下も非常に取りやすい雰囲気でした。
もちろん有給をもらっても、嫌な顔をされることはありません。
手当が充実している
公務員は手当の種類がかなり多いです。主なものを下の表にまとめてみました。
公務員の年金制度
公務員の年金受給額は約23万円/月で、民間平均に比べ約月5万以上(年間60万円)高いと言われています。
月5万円以上高いということは、生涯約1200万円違うということです。(このケースでは定年後20年間生きると考えています。)
また民間企業の退職金は約1500万円〜2000万程度に対し、公務員の退職金は約2400万円と約1000万ほど高い数字となっています。
民間平均に比べ、圧倒的に優遇されていますね。
市役所で働くメリット
③安定しているため、将来のライフプランを立てやすい。
公務員が安定とおもられている理由は次の3点でしょう。
①終身雇用
一度採用されると問題を起こさない限り解雇されることはありません。
②年功序列で必ず昇給する
仕事の質にかかわらず、ある程度の年齢までは必ず上がります。
③ボーナスは絶対に給付される。
民間企業では、景気が悪ければボーナスの給付がでないこともありえますが、公務員は毎年一定のボーナスがあります。
市役所で働くデメリット
続いて市役所で働くことのデメリットをお話していきます。
主なデメリットとしては
①幅広い仕事をこなす必要がある。
②やりがいを感じにくい
という点があげられます。
それではそれぞれ説明していきましょう。
市役所で働くデメリット
①幅広い仕事をこなす必要がある。
市役所で働く場合、約3年ごとに人事異動があるため、幅広い分野の仕事を経験することになりますが、その仕事は様々で、まちづくりや、国際交流、観光など様々な住民の要望に応えなければいけせん。
また市役所では約3年毎に異動があるため、新しい部署に異動した場合、新しい仕事を覚える必要があるので、必然的にいろいろな部署を経験させられることになります。
ですので3年毎に全く新しい仕事を覚えなければいけません。
市役所で働くデメリット
②やりがいを感じにくい
市役所の仕事は、ほとんどが調整と書類作成です。
そのため「この仕事は誰のためのものなのか?」と考えてしまい、やりがいを感じにくいという難点があります。
また年功序列のため自分がどれだけ一生懸命働いても報われることはありません。
仕事ができない上司のほうが給料をもらうこともありえます。
そのような理不尽は環境でもOKということを念頭におくべきでしょう。
結論:プライベートを充実させたいなら市役所で働くべきだ。
多くの人が「市役所はしんどい。」と言っていますが、そのような情報に騙されてはいけません。
最近は「市役所も改革するべきだ。」という空気がありますが、
トップ一人が変わったぐらいで、30年以上公務員として働いている管理職がいる以上、変化できる訳ありません。
そんな職場で、中途半端なやりがいを求めるのはバカです。
ですので、あなたが「仕事にやりがいを求めない。」というなら市役所で働くことをおすすめする。
そうすればあなたは安定した、それなりの生活が出来るだろう。
追伸:公務員試験の勉強が思うように進んでいないあなたへ
どうも山辺です。
「え??お前誰??」という声が聞こえてきたので、少し自己紹介をしておきます。
私は元Fラン大学出身から公務員を目指すことを決意しました。
勉強しておらずほぼゼロからのスタートだったのですが、公務員試験に合格するために様々な知恵を学んだ結果
国家一般職、県庁、市役所(2箇所)、大学法人に内定をもらいました。
Fラン大学のくせに、みんなが羨む公務員の仕事を選ぶ立場になったのです。
・・・とはいっても。
私ははじめから上手く言ったわけではありませんでした。
たいして勉強の才能がなかったし、秀でた実績もない、めんどくさがりやのダメダメ人間でしたが、他の人とは違う戦略で戦った結果、圧倒的な成果を出すことができました。
え?その方法が知りたいって?
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