民間企業は嫌だ。
あなたはそのような気持ちで、公務員になりたい!と考えているのだと思います。
あなたが公務員になりたい理由は、
- ストレスが少なそうだから
- 激務は嫌で楽な仕事をしたいから
- 早く帰れそうだから
- ノルマがないから
だと思います。
え?やりがいを求めて志望している?
綺麗事はやめましょう。自分の気持ちに向き合いましょう。
もしあなたが、
公共のために仕事をしたい。
社会の役に立ちたい。
というア○みたいな気持ちで公務員になりたいなら考えたほうがいい。
公務員の仕事にやりがいなんてありません。
公務員になりたいと本気で思っているなら、私のブログは見ても勉強になりません。
真っ当な情報サイトはいくらでもあります。
・・・さて、真面目ボーイたちは出ていきました?
この記事では「楽そう」「安定してそう」という不純な動機で公務員を目指しているあなたのために
- 公務員試験の制度
- 公務員試験を突破するための戦略
を説明していきます。
それではまいりましょう。
※この記事では大卒程度・事務職についてお話していきます。
Contents
公務員になりたいなら、各団体が行っている採用試験に合格する必要がある。
公務員になりたい!!
そう思って公務員について調べていくと、絶望しませんでしたか?
やることの多さに。
私も受験生の時、
と思ったのを覚えています。
公務員になるには、各自治体や団体が行っている採用試験を突破しなければいけません。
つまり
- 市役所で働きたいなら、その市役所の採用試験
- 県庁で働きたいなら、その県庁の採用試験
のそれぞれの組織の採用プロセスに勝ち残らなければ、そこで働くことはできません。
公務員試験に合格したいなら『筆記試験』と『論文試験』、『面接試験』の3つの対策をする必要がある。
それでは公務員試験を突破するための戦略について解説していきましょう。
公務員試験は「筆記試験を突破すれば合格できる!」と思われているかもしれませんが、
筆記試験のほかにも人物試験を突破しなければ合格することはできません。
公務員試験によくある勘違いとして『筆記試験さえ突破すれば公務員試験は合格できる!』と勘違いしている受験生が多いですが、
筆記試験以外の対策をしなければ
普通に不合格になります。
そもそも最近は民間企業の不況などにより、安定を求める人が多いため、公務員試験はかなり倍率が高い試験になってします。
ですからその倍率を勝ち残るためには、受験生がひしめきあっている高倍率の採用試験を突破する必要があります。
そして公務員試験を突破するためには次の3つの対策が必要です。
- 筆記試験
- 論文試験
- 面接試験
それではそれぞれ説明していきましょう。
公務員試験で対策するべき科目
①筆記試験
公務員になりたい!
そう思っている人にとって最もハードルが高いのは、筆記試験でしょう。
実際公務員試験の難易度はかなり難しく、合格するためにかなりの時間を時間に費やさなければいけません。
ここでは
- 筆記試験を突破するために必要な勉強時間は?
- 筆記試験の出題範囲とは?
- 筆記試験の効率的な勉強方法とは?
- それぞれの科目の特徴
についてそれぞれ解説していきます。
筆記試験を突破するためには1,000〜1,500時間必要
とあなたは思ったかもしれませんが、公務員試験に合格するためには約半年〜1年の勉強期間が必要で、必要な勉強時間の目安は、
約1000〜1500時間
と言われています。
その勉強時間を1日あたりで計算すると、
- 毎日3時間の勉強を1年間
- 毎日6時間の勉強を半年
で合格できる計算になります。
え?そんなに勉強しなければ合格できないのか・・・・
と思ったかもしれませんが、コレが事実です。
よく『500時間の勉強時間で公務員試験に合格できた!!』などの信憑性のない声がネット上で散見されますが、その声を信じるべきではありません。
合格するためには『勉強量』を確保する必要があるのです。
ほとんどの人は『もう転職したい・・・』と思い、「公務員になれたらいいなぁ〜」などと中途半端な気持ちで勉強を始めますが、ほとんどの人は最後まで続きません。
ですからもしあなたが『公務員にどうしてもなりたい!』という熱い気持ちがないならさっさと諦めるべきです。
公務員試験を突破するために必要な勉強時間はこちらで解説しています。
筆記試験は約30科目の範囲から出題される。
筆記試験について軽く説明しておきましょう。
筆記試験では「教養試験」と「専門試験」があり、全部で30科目以上の勉強が求められます。(受験先によって専門試験がない場合があるので、確認しておきましょう。)
そして
教養試験とは高校で学んだ内容
専門試験とは大学で学んだ内容
がそれぞれ出題されます。
具体的に出題される科目は次のとおり。
教養試験の出題科目
- 数的処理(判断推理、数的推理、資料解釈)
- 文章理解(現代文、英語)
- 自然科学(数学、化学、物理、生物、地学)
- 人文科学(世界史、日本史、地理など)
- 社会科学(現代社会、法律、経済など)
教養試験の概要についてはこちらをご覧ください
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専門試験の出題科目
- 法律系(憲法、民法、行政法、労働法、刑法など)
- 経済系(ミクロ経済学、マクロ経済学、財政学など)
- 政治学系(政治学、行政学、社会学など)
- 商学系(経営学、商学など)
専門試験の概要についてはこちらで解説しています。
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公務員試験はかなり広範囲から問題が出題され、その科目数は約30。
つまり30科目以上の出題範囲から、少しずつ出題されるのです。
公務員試験の筆記試験は戦略を持って戦え!
・・・ということは30科目も勉強しなければダメなの?
そんなの無理・・・
と思ったのかもしれませんね。
安心してください。
公務員試験を突破するためには
①効率が良い勉強法
②試験に突破するための戦略
を意識すればその他大勢をごぼう抜きできます。
受験した公務員試験に合格した(国家一般職では9割を特典した)私の勉強法はこちらで解説しています。
あなたは
『筆記試験の科目が多すぎ・・・』と不安になっているかもしれませんが安心してください。
戦略を持って対策すれば必ず合格できます。
具体的には「出題されやすい問題×簡単な問題」に集中しましょう。
この問題だけ得点できれば確実に合格できます。
(公務員試験で最も多い失敗パターンは手を広げすぎることです。)
上の表の☆部分に集中して勉強していきましょう。
それでは筆記試験の
教養試験と専門試験についてそれぞれ説明していきます。
教養試験には『一般知能』と『一般知識』がある。
教養試験では「一般知能」と「一般知識」があります。
次の表をごらんください。
教養科目はこれだけの科目が出題されますが、もちろんすべてのを勉強する必要はありません。
配点がかなり高いのは「一般知能」の判断推理、数的推理です。
この2つは得点源にしましょう。
教養科目の具体的な勉強方法と合格するための戦略は次の記事をご覧ください。
https://katigumikoumuin.com/study/dokugaku/
専門試験で出題される科目は『法律系』『経済系』『行政系』があります。
専門科目は法律系、経済系、行政系に分かれます。
と絶望したかもしれませんが、教養試験と同様、すべてを勉強する必要はありません。
公務員試験を突破するためにはメリハリが大事です。
重要な部分に集中すれば得点できるので、安心してください。
特に重要なのは次の5科目です。
- 憲法
- 民法
- 行政法
- ミクロ経済学
- マクロ経済学
専門科目の具体的な勉強法や戦略はこちらをごらんください。
https://katigumikoumuin.com/study/senmonbennkyou/
公務員試験で対策するべき科目
②論文試験とは?
論文試験とは与えられたテーマについて論文形式で答える試験です。
出題されるテーマは数多く、社会で起きている様々な問題について(少子化や地方分権など)分析や対策を論文形式で答える試験です。
文字数は約800〜1500文字、時間は60〜90分で実施されます。
論文試験でのポイントは
「読みやすく自分の主張をまとめる」
ということでしょう。
公務員試験で対策するべき科目
③面接試験とは?⇛筆記試験より配点が高い傾向がある。
公務員試験を突破するためには面接の対策は必ず必要です。
その理由は
最近の公務員試験の採用試験は面接重視になっており、面接の配点がかなり高く設定されています。
つまり、
公務員試験は筆記試験だけではなく、面接で高評価を残さなければ合格できない
試験なのです。
配点の平均は、筆記試験と論文試験を合わせた点数の2倍とも言われており、
- 筆記試験の配点:100点
- 面接試験の配点:200点
という配点になります。
ですので公務員試験を突破するためには、面接の対策は必須です。
必ず対策しておきましょう。
面接試験は「個別面接」「集団面接」「集団討論」があります。
受験する自治体によって面接試験で出題される試験が異なります。
どの試験でも「個別面接」はありますが、受験先によっては「集団面接」「集団討論」がない場合があるので注意しておきましょう。
面接試験のそれぞれの概要は次のとおり。
○個別面接
2〜3人の面接官が一人の受験生を面接する試験です。
所要時間は10分〜30分程度。
聞かれることは「志望動機」や「自己PR」など様々です。
面接対策は量をこなせば上手にこなせるようになるので、しっかりと対策しておきましょう。
○集団面接
地方上級試験で課される場合が多く、2〜3人の面接官が5〜10人の受験生を同時に面接する試験です。
試験時間は一組あたり約15分〜30分程度。
質問を順番に答えさせる場合と受験生に挙手をさせて答えさせる場合があります。
質問内容は個別面接とほぼ変わりません。
○集団討論
6〜10人の受験生が1つのグループになり、与えられた課題についてディスカッションを行い、面接官が個々人を採点していきます。
集団討論のテーマとしては「少子高齢化」などの公務員の業務に関連が深い、時事的なテーマが多い傾向にあります。
時間は30分〜1時間程度。
集団討論の対策方法についてはこちらをご覧ください。
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最近の公務員試験では面接試験が重視されるようになっており、面接試験の倍率が2〜3倍となっています。
つまり、
いくら筆記試験の成績が良くても、面接試験でミスをすれば合格できない
ということです。
面接対策は量をこなせば上手になるので、苦手な人はしっかりと対策するようにしましょう。
公務員試験の面接対策はこちらの記事で解説しています。
私はこの方法で対策した結果、面接で落ちたことはありません。
ぜひご覧ください
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公務員といってもいろいろな仕事がある。
「公務員」と聞くと、
ほとんどの受験生は市役所などで働いているつまらなそうな仕事を思い浮かべるかもしれません。
が、実はいろいろな職種があります。
ですので公務員にどのような職種があるのか説明していきましょう。
公務員は主に国家公務員と地方公務員があります。
一口に公務員といってもいろいろな仕事があり、
公務員は採用場所によって、国家公務員と地方公務員に分かれます。
(注意してほしいのは「国より県のほうが上位だ」と思っている人がいますが、そんなことはありません。国と県の立場は同列です。)
国家公務員
国家公務員、国税専門官、財務専門官、労働基準監督官、裁判所職員など
地方公務員
都道府県、市町村、国立大学法人など
(国立大学法人は公務員ではないですが、準公務員なので地方系とカウントしておきます。)
それでは国家公務員と地方公務員の特徴について説明していきます。
国家公務員と地方公務員の仕事の特徴や違いとは?どっちがラク?
国家公務員は国の機関に務めることになり、地方公務員は地方公共団体に務めることになります。
国家公務員と地方公務員の主な違いとしては、
- 仕事の内容
- 転勤の範囲
があります。
それでは地方公務員と国家公務員の違いについてそれぞれお話していきます。
①仕事内容(国家公務員と地方公務員の違い)
国家公務委員と地方公務員は働くフィールドが異なります。
国家公務員は省庁ごとの仕事になります。
国家公務員は国の政策に関われるスケールの大きい仕事ができますが、責任が重い仕事が多くなります。
また省庁ごとの採用になるため、ずっとその省庁で働くことになります。
例えば「農林水産省」や「国土交通省」など省庁等の採用となるため、ある程度専門性の高い仕事をすることになります。
一方、住民のために仕事をするのが地方公務員です。
市役所や県庁で勤務し、地域住民に密着した仕事を行います。
おそらく住民票や手続きで役所に行くことが多いので馴染みがあると思います。
地方公務員は自治体の採用になります。
職員は自治体の様々なニーズに答えるため、幅広い仕事をしなければなりません。
特に事務職は、異動するごとに新しい仕事をこなす必要があります。
例えば、私はある県庁で働いていたのですが、
はじめての職場が税関係で、その後農林水産物関係の仕事でした。
このように異動があれば、全く新しい分野でイチから仕事をしなければなりません。
(逆に言えば誰でも出来る仕事しかないということです。)
市役所や地方上級、国家一般職の試験概要は、それぞれ具体的に解説しています。
ぜひご覧ください。
②転勤の範囲
⇛地方公務員ならほとんど転勤はない。
転勤の有無
市役所>県庁>>>国家一般職>国家総合職
国家公務員の場合、国家総合職は全国で転勤する可能性がありますが、国家一般職ではエリアでの中で転勤する可能性は大きくなりますが、地方公務員はその自治体の範囲内のみの通勤になります。
ですので、特に転勤等が嫌なら市町村や区役所で働くべきでしょう。
市役所は原則その自治体内での仕事になるるので転居の必要はありません。
都道府県で働く場合、勤務範囲が広くなります。
都道府県庁では転勤範囲が広く、僻地の出張所で働くこともありえるため、引っ越しが必要になることもあります。
公務員試験は日程がかぶってなければ併願可能
公務員は日程が被らなければ併願が可能です。
大半の受験生は、4〜5個の受験先を併願しながら公務員試験の対策を行っています。
ですが、僕みたいな怠け者は「どこを併願すればいいのか?」を調べることが面倒くさいですよね。
もしあなたが「楽そうな公務員ならどこでもいい!」と思っているなら次の併願パターンを参考にしましょう。
「特別区・東京都庁」と「大阪府・大阪市」にゆかりがなければ、受験しなくてもいいでしょう。
併願する際には「どのような仕事をしているのか分からなくもいいので思考停止で併願しておく」ということを意識しておきましょう。滑り止めのために併願しておくのが吉です。
公務員試験の併願についてはこちらの記事でも解説しています。
併願を工夫すれば、公務員試験で全滅する可能性が高まりますので、押さえておきましょう。
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ちなみに面接対策ですが、筆記試験を合格した後でも十分間に合います。当面は筆記試験の対策をしておきましょう。
もし公務員について知りたいなら「公務員になりたい人へ」の本と、リアル公務員という本をオススメしています。
これらの本を読むことで「公務員の仕事」や「ドロドロとした本音」が理解できるので読んでおきましょう。
ちなみにワークライフバランスの観点で最もオススメなのは「市役所」です。
市役所は引っ越しの必要がなく、残業も民間企業より少ないため「そこそこの安定した生活をしたい」ならぴったりです。
もしあなたが「プライベートの時間を充実させたい」「仕事中心の生活は嫌だ」と思っているなら市役所を志望するべきでしょう。
市役所が楽な理由はこちらの記事でも解説しています。
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筆記試験の勉強をせずに公務員になる方法とは?(あまり知られていない裏ワザ)
筆記試験は勉強したくないけど、公務員になりたい。
そんなあなたにとっておきの方法をお教えします。
それが次の2点です。
①みなし公務員
②経験者採用枠(民間企業経験者のみ)
それではそれぞれ説明していきましょう。
①みなし公務員になる
みなし公務員とは、業務の性質上、公務員に準ずる仕事をしている人です。
⇛主に『独立行政法人』や『特殊法人』で働いているですね。
もちろん、国家公務員や地方公務員ではありませんが、待遇等は公務員とほとんど変わりません。
みなし公務員という言葉を知っている人もほとんどいないため超穴場の職場です。
公務員と比べ倍率も低く、非常に合格しやすいので確認しておきましょう!
みなし公務員の試験についてはこちらのページをご覧ください(外部リンクです)
②社会人経験者採用枠(民間企業経験者のみ)
社会人経験者採用枠とは、民間企業等での職務経験がある人を対象とする試験で、主に
①教養試験
②論文試験
③面接試験
が課されます。
社会人経験者の採用試験を行っている自治体が急増しており、全国でも約8割の自治体が実施しているなど、社会人経験者を求めている自治体が多くなっています。
かなり入り口が広く設定されており、受験可能な年齢は59歳までとほぼ誰でも受験可能になっています。
もし民間企業で働いている場合はこの社会人経験者採用試験に挑戦してみてもいいでしょう。
社会人経験者採用枠についてはこちらをごらんください(外部リンクです)
まとめ
公務員になりたいと考えているなら、行き当たりばったりに対策をするのではなく、
戦略
を意識しなければ合格できません。
凡人(もちろん自分も凡人です)は他の人と同じ方法で戦っても勝てません。
追伸:公務員試験の勉強が思うように進んでいないあなたへ
どうも山辺です。
「え??お前誰??」という声が聞こえてきたので、少し自己紹介をしておきます。
私は元Fラン大学出身から公務員を目指すことを決意しました。
勉強しておらずほぼゼロからのスタートだったのですが、公務員試験に合格するために様々な知恵を学んだ結果
国家一般職、県庁、市役所(2箇所)、大学法人に内定をもらいました。
Fラン大学のくせに、みんなが羨む公務員の仕事を選ぶ立場になったのです。
・・・とはいっても。
私ははじめから上手く言ったわけではありませんでした。
たいして勉強の才能がなかったし、秀でた実績もない、めんどくさがりやのダメダメ人間でしたが、他の人とは違う戦略で戦った結果、圧倒的な成果を出すことができました。
え?その方法が知りたいって?
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