論文対策

【公務員試験】論文の足切りラインを確実に超えるためには?

論文に足切りがあるのってご存知ですか?

足切りとは、公務員試験の論文試験で、ある基準以下の論文を書いてしまうと即不合格になるというものです。

それはつまり、

あなたが筆記試験で高得点を取っても、論文で足切りされてしまえば一発で不合格になってしまうことを意味します。

 

一年間勉強しても、たった60分の論文試験ですべて台無しになる可能性があるのです。

 

・・・怖いですよね。

 

ですが、安心してください。

 

公務員試験では『足切りになる原因』を知り、それを避けるための対策法を知っていれば、不合格になることはありません。

 

この記事では

・足切りになる論文とは?

・足切りにならない論文を書くための対策法とは?

について説明していきます。

それではまいりましょう。

Contents

公務員試験の論文で足切りになるのは5%

そもそもどれくらいの受験生が足切りになっているのでしょうか?

公表されている国家一般職の場合でお話しましょう。

 

結論からお話すると、足切りになる受験生は「約5%」です。

つまり100人に5人が論文で足切りを喰らい、即不合格になっているということになります。
(各地方自治体もおそらくこれくらいでしょう。)

 

国家一般職での論文は1〜6段階で評価されていますが、足切りのラインは2段階と言われています。

それぞれの段階と割合は次のとおりです。

2段階約5%。(足切りライン)
3段階約45%
4段階約45%
5段階約5%(高得点)

この表を見れば分かる通り、ほとんどの人(約9割)は3、4段階で、高得点の5段階と足切りの2段階はそれぞれ5%ということになります。

 

ですので確率的に言えば、

論文試験は普通に対策していれば、不合格になることはありません。

足切りになる受験生のほとんどは論文の対策をせず、ぶっつけ本番で試験に臨んだ人が大半ということでしょう。

 

・・・怖いですね。

対策していないだけで、足切りになる可能性があるのですから。

では、どのような論文が足切りになるのでしょうか?

足切りになる原因はこれだ!

ここではどのような論文が足切りになる可能性があるのか、それぞれ見ていきましょう。

名前、受験番号の書き忘れ

名前と受験番号なんて忘れないだろ!!

とアナタは思ったかもしれませんが、足切りになる最も大きな原因は名前や受験番号の下記忘れです。

 

試験に緊張するあまり、このミスをする受験生が一定数存在するのは事実です。

このようなミスをしないためにもまずはじめに名前と受験番号を確認する癖を付けておきましょう。

ここで不合格になってしまうと、泣くに泣けません。

 

文字数が少なすぎる

足切りでその次に多いのが文字数が少なすぎるという点です。

ですので論文は必要文字数の8割以上〜9割を意識して書く必要があります。

 

例えば論文試験で1,000字以内で論文を書く指示があるなら、その8割以上(800文字)を埋めるようにしましょう。

 

ですが、文章を書くことが苦手な人は

「どのように文字数を埋めたらいいんだ?」

「何を書いたらいいんだ?」

と疑問に思うことでしょう。

 

もし、文章が書けない・・と悩んでいるなら次の2点を意識しておきましょう。

①分からないテーマでもそれなりに論文を書けるようにしておく。

②分からないテーマが出ないように、日々情報収集しておく。

この2点を意識すれば、論文で足切りされる可能性は非常に低くなります。

次の記事では論文の書き方や型について説明していますのでご覧ください。この記事を読むことで、「どうやって文字数をうめたらいいんだろう?」という不安から解消されるでしょう。

https://katigumikoumuin.com/comment/ronnblnnsiken-gaiyou-taisku/

 

問題の指示に正しく答えていない

多くの受験生が行うミスがこれです。

おそらく問題文を適当に読んでしまうことが原因でしょう。

「問題文をしっかり読むなんて当たり前のことじゃん。」と思うかもしれませんが、多くの受験生ができていません。

この話を聞いて「俺はできているな・・・」と思ったなら相当気をつけるべきです。

なぜならできていない人ほど、自分ができていると錯覚するからです。
(社会心理学を学べば分かります)

 

詐欺に引っかかるのは、「自分は騙されやすい」と自覚している人より、

「俺は絶対に騙されない。こんな詐欺に引っかかるのはバカだ」と思っている傲慢な人間ほど騙されやすいのです。

 

問題の指示に正しく答えるためには次の3点を意識しておきましょう。

問題の指示に正しく答えるために意識するべき3ポイント

問題文の意味を正確に理解する。

言葉の意味を正確に把握しておく。

論文を書いているうちに問題の趣旨から離れてしまう

特に多くの受験生が陥るのは③です。

そしてその解決策として最も有効なのが『型』を意識しながら論文を書くことです。

 

それはつまり

論文全体の結論は?

その結論をどのように論証するのか?

を理解しておく、ということでもあります。

 

分かりにくい論文の大きな特徴は「蛇行しすぎる」ことが主な原因です。

行き当たりばったりで考え、構成を考えず文章を書きなぐるため、このようなミスが起こってしまうのでしょう。

 

ですから、書き始める前に、自分が何を書くべきなのかを考えておきましょう。

 

論文の型についてさらに知りたい方は、こちらの記事で徹底解説しています。

この型を知っていればスラスラと文章が書けるようになるでしょう!

https://katigumikoumuin.com/comment/bonbon-dokugaku-taisaku/

 

誤字・脱字が多すぎる

公務員の仕事のほとんどは文章を作る仕事です。

そんな仕事をするのに、誤字脱字オンパレードの論文を書いてしまえばどう思われるでしょうか?

 

「こいつは行政の仕事の適性がないな。」と思われてしまいます。

誤字脱字を少なくするため、何度も見直しすることを意識しておきましょう。

とにかく難しい漢字や自信がない漢字は使わないほうが良いでしょう。

 

公務員試験の論文は『当たり前のことを』『当たり前に書けば』合格できる試験なのです。

 

まとめ:論文で足切りに引っかかるやつはアホ

この記事では

  1. 足切りになる割合
  2. 足切りされるポイント

についてお話してきました。

この話を総括すると、「論文試験は少し対策すれば足切りを突破できる」ということです。

そして無策で論文試験に臨むのはアホのすることです。
(少し対策しておけば足切りは回避できるんですから。)

あなたもそんなアホにならないよう気をつけましょう。

 

論文についての書き方やおすすめの参考書、勉強方法については以下でも解説しております。

ぜひご覧ください。

 

https://katigumikoumuin.com/comment/ronbuns-sankousyo/

https://katigumikoumuin.com/comment/bonbon-dokugaku-taisaku/

https://katigumikoumuin.com/comment/ronnblnnsiken-gaiyou-taisku/

追伸:予備校の授業や参考書でいくら勉強しても論文に自信がないあなたへ。

 

どうも山辺です。

「え??お前誰??」

と思われたと思うので、少し自己紹介をしておきます。

私は元Fラン大学出身だったため将来の不安に感じていたため、大学3回生の時に公務員を目指すことを決意しました。

無能だったにも関わらず公務員試験に合格するために様々な知恵を学んだ結果

国家一般職、県庁、市役所(2箇所)、大学法人に内定をもらい、Fラン大学のくせに、みんなが羨む公務員の仕事を選ぶ立場になりました。

 

私は予備校の授業では論文が全く書けませんでしたが、たくさんの書籍から学んだ思考力、文章力を磨くことで、どんなテーマでも合格レベルの論文が書けるようになりました。

 

こちらの企画では、

どんなテーマでも合格レベルの論文が書けるようになるための講義を無料で提供しています。

 

こちらを読むことで、公務員試験の本質が理解できるため、

飛躍的に合格率を高める事

ができるでしょう。

 


 

 

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