公務員試験ってやることが多すぎる・・・
それならスケジュールを立てて計画的に勉強しよう・・・
そう思い手帳などに予定を立てたけど、計画どおりに進まず自己嫌悪に陥ってしまう・・・
という受験生は多いと思います。
私が受験生の時も、
と思っていましたが、適切なスケジュール管理の仕方を学ぶことで、計画通りに勉強することが出来るようになりました。
この記事では、公務員試験の勉強をする上でどのようにスケジュールを管理すれば計画通りに進められるのか?について説明していきます。
それではまいりましょう!
Contents
スケジュールを管理するメリットとは?
なぜスケジュール管理をしたほうがいいのでしょうか?
それは努力量を確保できるからです。
人間は計画なしで行き当たりばったりに努力しても、「コレくらいでいいかな・・・」「今日は少しサボってもいいんじゃないか・・・」と自分に甘い判断を下し、サボってしまう生き物です。
つまり、自分で判断するのではなく、あらかじめルール設定し、それに従うことで、長期的に努力が継続できるのです。
自分で規律を設定する。
そしてその予定を守るように行動する。
このように自分で判断しない仕組みを作っておくことが重要です。
例えば会社は同じ時間に通勤させますよね。
その理由は自由に仕事をさせるとサボる人間が多くなるからです。
サボる人間を働かせるには、あらかじめ規律を設定しそれを守らせることで、多く働かせることができるのです。
最近は働き方改革で、テレワークなどの働き方が取り上げられていますがあまり普及はしないでしょう。
普及するのは利益を出す必要がない公務員や利益率の高い大企業やIT企業だけだと個人的に思います。
大半の中小企業では社員が一生懸命働かないと利益が出さないので、社員に一生懸命働かせるために会社に出勤させなければ、会社は回ラなくなってしまいます。
このルールを設定するという原理を公務員試験にも応用しましょう。
公務員試験の勉強もスケジュールを設定し、それにしたがって勉強するようにするべきです。
このように強制的なルールを設定しないと、自分の都合で手を抜いてしまいますからね。
思い返してください。
- あなたはダイエットをしようと決断し、どうなりましたか?
- 健康のために運動をしようと決めた後、どうなりましたか?
- 新年の抱負はどうなっているでしょうか?
ほとんどが達成できていないですよね。
なぜ多くの人の努力が続かないのでしょうか?
その理由は次の3つに集約されます。
- 引き伸ばし
「今日はしんどいから、明日やろっか。」と思いつつ、結局翌日もせずそのままずると元の生活に戻るという引き伸ばししてしまう・・・ - 自己正当化
「今頑張りすぎると、明日に響くから、今日は辞めておこう」と思ったが、結局次の日もサボる自己正当化してしまう・・・ - 忘れる
寝る前に「あ、〇〇するの忘れてた。明日は絶対にやろう」と思い出したけど、結局次の日も忘れてしまう・・・
習慣化するためにはこの3点に対処しなければなりません。
ではどうすればいいか?
スケジュール管理し「今日は〇〇をしよう!!」とあらかじめ決めておきましょう。
そうすることで、その日やることに集中できるになるため、目の前のことに集中することができます。
スケジュールを管理することで、目標を達成するために必要なことが明確になるので、目の前の勉強に集中できるようになりますよね。
期限までに「どれくらいの参考書や問題集をこなさえばいいのか?」を決め、逆算し「毎日何をするべきか?」を明確にすることで不安がなくなります。
自分が今どこを走っているのかが理解できるので、右往左往せず、最短距離を走れるのです。
ここではお話しませんが、スケジュールを設定するメリットやスケジュールの設定の仕方などは、下記のページでより詳細に解説していますのでごらんください。
https://katigumikoumuin.com/study/bennkyousukejuru-tatekata/
なぜスケジュール管理が出来ないのか?
さきほどはスケジュールを管理するメリットについてお話してきました。
ですが、あなたは「スケジュールを管理するメリットは分かってるんだけど、結局めんどくさくなってやめてしまうんだよな・・・。」と思ってしまったかもしれません。
安心してください。
スケジュール管理ができないのは、あなたがだらしないからではなく、適切なスケジュールの管理方法がわからないからなのです。
つまり「やり方さえ学べば、適切なスケジュールが設定できるようになる!」ということです。
ではなぜ多くの人がスケジュールが管理出来ないのか?
その理由は次の3つに集約できます。
スケジュール管理が出来ない理由
- 張り切って達成できない計画を立ててしまう
- 途中で飽きる
- 感情を上手く使え
この3つを乗り越える方法をそれぞれ説明していきましょう。
スケジュールを設定するコツ①:自分を過信するな!!
人間は自分を過信する生き物です。心理学や脳科学などの分野でも科学的に証明されていますが、自分は他人より
- 才能がある
- モテル
- 運転がうまい
という無根拠な自己有能感をもってしまうものなのです。
これは様々な実験で証明されており、例えば、
- スウェーデン人の94%は自分の運転技術は平均以上だと思っている
- フランス人の84%は自分は平均以上にHが上手いと思っている
というアンケート結果も発表されています。
このように人間は自己有能バイアスが働くのです。
※バイアスとは認識の欠陥という意味です。
ちなみに似たような理論として「ニング=クルーガー効果」という理論も発表されています。
ザックリいうと「無能な人間ほど自己評価が高くなる」というものです。
無能な人ほど、自分を客観視できないため、
- 何かいいことがあれば自分の手柄
- 失敗は誰かの責任
という考えに至ります。
その結果、自分の有能な情報のみを受け取るため「俺は有能だ!!」という発想になるのです。
年齢を重ねるごとにこのバイアスが起こりやすくなるので注意しておきましょう。
(俺は大丈夫だ!!と思わないように。)
つらつらと話してきましたが、一貫してお伝えしていることは、人間は自分を過信する生き物です。
そのため、計画段階でも自分の能力を過信し、「俺ならコレくらい出来る」と勘違いしたまま計画を立ててしまうため、スケジュールとおりに行動出来ないのです。
ではどうすれば適切なスケジュールを設定できるようになるのか?
想定の1.5〜2倍の余裕を計算にいれて計画を立てましょう。例えば「民法の〇〇ページは約1時間で終わるな」と思っているなら、1.5〜2時間で予定を組むというようなイメージで計画していきましょう。
ものごとを進めていくと計画どおりにいかないことがほとんです。思わぬことが必ず起こるので、余裕を持ったスケジュールにしておかないと、計画通りに進むことができません。
スケジュールを設定するコツ②:飽きないようにゲーム性を取り入れろ!!
スケジュール通りに勉強したり、毎日淡々と机に向かって勉強することが簡単に出来るなら苦労しませんよね。
多くの人が、勉強に「飽き」を感じるため、長期的に努力ができないのです。
毎日同じことをしていると、「今日もこれをしないといけないのか・・・」とうんざりしてしまいますよね。
部活でも初めはやる気が高く「上手くなりたい」と思い、練習をがんばりますが、だんだんと「めんどくせーな〜」と思うようになりませんでしたか?
同じことをし続けるとどうしても飽きてしまうのです。
ですがこれを逆に考えるてみましょう。
ほとんどの人は「飽きても」同じ練習をずっと続けることで1流は無理でも1.5流くらいにはなれるということです。
つまり「飽き」の対策をし、淡々と努力できればほかのライバルより一歩抜き出ることができるのです。
ではどうすれば飽きないように勉強できるのか。
「ゲーム性」を導入することです。
なぜ勉強は楽しくないのに、ゲームは楽しいのでしょうか?
よくよく考えてみてください。
ただテレビに映ったキャラクターをコントローラーで動かしているだけですよ・・・笑
なのに、なぜかゲームに熱中してしまいます。
ゲームの楽しさは何か?と言ったら「試行錯誤すること」が楽しいですよね。
「こうすればいいんじゃね?」といろいろなことを考えながら敵を倒すことがゲームの醍醐味でしょう。
で、私は思いつきました。
このゲームの面白さを勉強に応用すればいいんじゃね?って。
私は日々やるべきことを敵と見立てました。
そして、日々やるべき課題を敵に設定することで「この敵をどうすれば倒せるんだろう?」「この敵を倒すとどれだけ経験値がもらえるだろう?」という考えられるようになったのです。
勉強を自分の目的達成を阻む敵と捉えることで
- 敵は自分の人生ゲームを面白くするものであり、
- 格闘することにより経験を積ませてくれる存在であり、
- 倒しがいのあるモンスター
と考えられるようになり、その敵との戦闘を楽しめるようになります。
「自分の目標達成を阻むものを敵に見立て、どうすればその敵を勝てるか?」と考えることで、「じゃこうすればいいんじゃね?」と主体的に試行錯誤し、楽しみながら行動できるようになります。
さらにその敵を倒した時に、さらに遊びの要素を追加しました。
すごろくのようなボードを作り、その日の目標を達成すればすごろくを振れて、自分のコマを進めることができるという要素も追加したのです。
マスにはいろいろなことが書いてあり、「美味しいものを食べる」や「コンビニのスイーツを2つ食べる」「一回休みは次の日は休み」「友達に1000円奢る」など遊び要素を加えることで、楽しみながら勉強することが出来ました。
「この目標を達成すれば、サイコロを振れる。これで友達に勝てる・・・」と思えるようにあんればこっちのもの。
このゲームを友達とすることで互いに切磋琢磨できるので非常におすすめです。
この発想は、次の「人生ドラクエ化マニュアル」のアイデアを拝借しました。人生をゲームのように考えようぜ!!という斬新なコンセプトの本です。
気になるようなら手にとって見てください。
スケジュールを設定するコツ③:感情を上手く使え
人間は長期目標を達成するための小さな犠牲を払わず、目先の小さなメリットを獲得する生き物です。
そのため、大半の人はやせたいと思いながら、目の前のドーナツに手を伸ばし、運動しようと思いながら、テレビをダラダラとみてしまうのです。
ですが、ごく少数の人は実際にダイエットに成功するなど、自分の目標を達成することができます。
では、ダイエットに成功する人と失敗する人は何が違うのでしょうか?
ポイントは「感情」です。
ダイエットの成功体験を見れば分かりますが、成功している人は強烈な感情が動いています。
「分かれた彼氏を見返したい」「彼女に復讐したい」という感情が、強烈なモチベーションに火をつけ、誰もが驚くような努力ができるのです。
つまり、うまく感情を使うことで爆発的なモチベーションを生み出すことができるのです。
特に「復讐心」などの悪の感情を使うのが効果的。非常に強烈なモチベーションを手に入れる事ができます。
- あなたは公務員試験に合格して誰を見返したいですか?
- あなたが公務員試験に合格した時、どのように嫉妬されたいですか?
- 将来合コンした時、公務員のあなただけモテたらどのような感情を抱くでしょうか?
このような悪の感情を上手く使いましょう。湧き上がる欲望を肯定し、その欲望に蓋をすることなく、感情を爆発させるのです。
(もちろん、周りの人には言わないほうがいいですよ笑)
よく受験生で「公共の福祉のために公務員になりたい」というアホがいますが、そのような綺麗事しか言えないやつはモチベーションが続くわけないのです。
(もちろん面接で言ったらだめだよ。死ぬよ。)
自分自身を観察し、本心を探しましょう。
「なんで公務員になりたいのか?」の本音を知ることで、より本気に慣れるのでおすすめです。
具体的なスケジュール管理の方法
ではつづいて具体的なスケジュールの管理方法についてお話していきます。
このスケジュール管理方法を学ぶことで、試験でやるべきことが明確になり、目の前の勉強に集中できるようになるため、周りのライバルをごぼう抜きすることが出来るようになります。
よーく集中して聞きましょう。
まずは最終目標を設定しよう。
まずは最終目標を決めましょう。
具体的には次の2点を決めるのです。
- 何を勉強するか?
- どれくらい勉強するか
ちなみに私は、次の勉強を最終目標に設定しました。
憲法 行政法 | スー過去 | 3週 |
民法 | スー過去 | 8週 |
ミクロ マクロ | スー過去 | 6週 |
政治学 行政学 財政学 労働法 | スー過去 基本問題のみ | 3週 |
数的処理 | 畑中敦子のザ・ベストプラス | 毎日5題 |
文章理解 | スー過去 | 毎日1題 |
自然科学 人文科学 | ダイレクトナビ | 頻出分野にしぼり2週 |
時事問題 | 速攻の時事 TACの時事 | 寝る前に眺める程度でOK |
民法、経済学は難しいので復習回数を多めにしましょう。
ミクロマクロは比較的得意だったため8周の予定でしたが、途中で5周に変更しました。
実際に勉強していくなかで臨機応変に変更していきましょう。
最終目標を逆算し、3ヶ月ごとの勉強計画を決めよう。
続いて、3ヶ月ごとの勉強計画を決めましょう。
ここで注意したいのが重要科目(憲法、民法、行政法、ミクロ、マクロ)に勉強時間の半分を使うということです。
この重要科目は配点が高いため重点的に勉強しましょう。
得意科目にできれば一気に合格が近づきます。
重要科目が終わればその他の科目を進めましょう。
3ヶ月ごとの目標をさらに1ヶ月ごとに分けていきましょう。
次は3ヶ月ごとの目標を1ヶ月ごとに細分化していきましょう。
1ヶ月で進める目安は4科目くらいです。
1ヶ月に4科目ずつ終わらせるようなイメージで進めでいきましょう。
(社会人は1ヶ月で2冊ほどしかできないでしょう。)
ポイントは重要な科目から対策していくということです。
一週間ごとにやるべきことを分けて毎日タスクリストを作ろう
次は1ヶ月の目標を一週間ごとの目標に落とし込んでいきましょう。
そして一週間ごとの目標を作成すれば、毎日どれくらいするのかを具体的に計算していきましょう。
実際の参考書をもとに予定を立てることで、より具体的な計画を立てることができます。
そして最後に一日ごとのタスクリストを作成していきましょう。ここのポイントは具体的に書くということです。
ちなみにこのタスクリストは前日に作成するようにしましょう。
明日するべきことを今日に決めておくのです。
このようなイメージで手帳などに書いていきましょう。
9月11日にすること
- 民法ⅠのP21〜30
- ミクロのP30〜50
ポイントは具体的に記載するということです。
具体的にしておくことで「今日は何をするべきか?」を考える必要がなくなるため、目の前のするべきことに集中できるようになります。
公務員の勉強をする際はこのタスクリストを作成するようにしましょう。爆速で仕事ができるようになりますよ。
仕事で一番ムダな時間は「どれをしようかな?」「何からしていこうかな?」と悩む時間です。
まずはその日やるべきことを明確にした後タスクリストに書き込み、書き込んだ内容を上から終わらせるようにしましょう。
効率的に働くことができますよ。(仕事のやり方を工夫すれば残業なしで仕事が出来るのでおすすめです。)
あまり知られていませんが、人は「今日は何をするべきか?」を決断することにエネルギーを消費しているのです。
アップルの創業者スティーブ・ジョブズは毎日同じ服を着ていましたが、それは決断するエネルギーの消費を押さえるためというのは有名な逸話です。
まとめ:スケジュール管理は絶対にしろ!落ちたいのか?
スケジュール管理を適切にすることで、より効率的に勉強を進めることが出来るようになります。
なぜかほとんどの受験生は勉強法などの効率を求めますが、スケジュールの管理についてあまり考えていないのが現状です。
この管理方法をみたアナタは違いますよね。
ここで学んだスケジュールの管理方法を学ぶことで、周りのライバルより効率的に動く事ができるはずです。
ぜひ頑張って公務員試験を突破しましょう。
応援しています。
追伸:公務員試験の勉強が思うように進んでいないあなたへ
どうも山辺です。
「え??お前誰??」という声が聞こえてきたので、少し自己紹介をしておきます。
私は元Fラン大学出身から公務員を目指すことを決意しました。
勉強しておらずほぼゼロからのスタートだったのですが、公務員試験に合格するために様々な知恵を学んだ結果
国家一般職、県庁、市役所(2箇所)、大学法人に内定をもらいました。
Fラン大学のくせに、みんなが羨む公務員の仕事を選ぶ立場になったのです。
・・・とはいっても。
私ははじめから上手く言ったわけではありませんでした。
たいして勉強の才能がなかったし、秀でた実績もない、めんどくさがりやのダメダメ人間でしたが、他の人とは違う戦略で戦った結果、圧倒的な成果を出すことができました。
え?その方法が知りたいって?
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