論文っていつから対策したらいいの?
とあなたは悩んでいませんか?
その理由は次の2点が原因でしょう。
①そもそもどんな対策をすればいいか分からない。
②どれくらい対策するべきか分からない。
論文は筆記試験のように絶対的な正解があるわけではないので、画一的な対策の仕方はありません。「論文はセンスだ」と考える受験生が少なくありません。
しかし、無対策で試験に臨み、論文が原因で不合格になってしまう受験生が多いのが事実です。
これは非常にもったいない。
論文は少し対策すれば点数が伸ばせる科目です。
しかも、他の人が論文対策をしていないため、逆にチャンスなのです。少しの対策で大きなリターンを得ることができますからね。
私も受験した際に、
と悩んでいましたが、実際に対策すれば理解できるでしょう。
この記事では
①論文試験っていつから対策するべきなの?
①最大効率の論文の学び方とは?
の2点についてお話していきます。
それではまいりましょう。
Contents
結論:論文対策っていつから対策するべきなの?
ほとんどの自治体で出題される論文試験は、筆記試験と同様、もしくはそれ以上の配点があります。
しかし、多くの受験生は筆記試験に注力するあまり、論文試験を軽視してしまいます。
おそらく論文対策の仕方が分からないために、「なんとかなる」という短絡的な思考のもと、対策を全くせずに望む人が多いのでしょう。
これはチャンスです。
多くの人が論文対策を軽視しているなか、あなたは論文対策を行うことで、より効率的に周りのライバルに差をつけることができるでしょう。
多くの受験生が論文試験の重要性に気づく前に、賢いあなたは論文の対策を始めるようにしておきましょう。
論文の対策は3月から始めるのがベストです。週に一回でいいので早めに対策するべきです。
その理由は、時間が全く足りなくなるからです。
多くの受験生は筆記試験後に、論文と面接の対策をやり始めますが、面接対策に時間がかかるため、論文まで手が回らない受験生がほとんどです。
これでは、論文で低評価をとっても文句は言えません。
論文は量をこなすことで、上達する科目です。
試験までに10テーマ分、書きましょう。
量をこなすことで、「どう書いていけばいいのか?」「何を書いたらいいのか?」などの感覚が掴めるようになります。
勝負の本質をお話しましょう。(これは余談です。)
これは経営でも同じですが、勝負に勝つには「みんながしていないことをする」というのがもっともラクに勝てる方法です。
すこし面白い話をしましょう。
アメリカのある地域ではホットドック早食い競争が開催されています。12分でどれくらいのホットドックを食べられるか?という勝負です。
そこで小柄な日本人である小林が優勝したのです。
(他の出場者たちはラグビー選手のような屈強な肉体を持っている人がほとんどでした。)
そんな小林が優勝したのです。
しかも驚くべきは圧倒的な記録です。
今までの大会記録は25本だったのに対し、小林は50本を食べて優勝した。以前の大会記録の約2倍を食べきったことになります。
なぜ、圧倒的な結果を出すことが出来たのか?
ポイントは戦略です。
小林は経済学のゲーム理論を武器に、戦略で勝つために頭で勝負を挑んだのです。
小林はその大会であることに気が付きました。
「多くの人が戦略を持たずにただただ一生懸命食べていくという戦い方をしていた」ということに。
そこで小林は新たな食べ方を生み出しました。小林は「ソーセージとパンを別々に食べ、パンは水に浸して食べる」ことで、より早く食べられるようになったのです。
つまり多くの人が「ホットドックをたくさん食べるにはどうするべきか?」と考えたのに対し、小林は「ホットドックを食べやすくするためにはどうしたらいい?」という問いを基に実験を重ね、ゲームのルールを書き換えたのです。
この周りと違う戦略を採用したことで圧倒的な成果を出すことができたのでした。
あなたが小林のように勝負に勝ちたいなら、周りと同じことをしてはいけません。頭を使って違うことをすれば最も効率的に勝つことが出来るようになります。
補足:スキル発達について神経生理学から説明すると
神経生理学の観点からスキルがどのように習得されていくのか?について説明しておきます
この説明を聞いておくことで、「勉強の方法」や「論文の対策」、「面接対策」の理解が深まるでしょう。
さて。
私達の行動や思考をした時、脳はどのように動いているのでしょうか。
知っていますか?
私達の思考、行動やすべて脳細胞の電気信号のやりとりで起こっています。
あなたが計算している時も、愛情を感じている時も、性欲でムラムラしているのも、脳の電気信号のやりとりが起こっているからです。
で、ここからが重要なのですが、脳は新たな考え方、思考、行動の結果に応じて脳みそが物理的に変化します。(これを専門用語で脳に可塑性があるといいます)
何か新しいスキルや考え方を取り入れる時は、今までとは違う経路に電気信号が流れるのです。
でここが人間の脳のめんどくさいところなのですが、新しい経路を通る電気信号は安定しにくいという特徴があります。そのため初めてすることはぎこちない動きになってしまうのです。
ちょっと分かりにくいので、具体例でお話していきます。
たとえばあなたがテニスをし始めたとしましょう。「どのように手を動かせばいいのか?」「どのようなステップで打てばいいのか?」などが分からないので、とてもぎこちない動きになりますよね。
ですが、練習を何度ももすることで動きにぎこちなさが消え、無意識でも出来るようになります。
はじめは脳の電気信号のやりとりが出来なかったものが、何度も練習を行うことで、脳の電気信号のやりとりが安定するようになるのです。
ここにスキル上達の秘密が隠されています。
スキルの上達を早めたい!
早く仕事が出来るようになりたい!
と考えているなら、次の3ステップを意識するようにしましょう。
スキル上達のための3ステップ
①やるべきことのステップを細分化する。
②特定のステップを繰り返すことで電気信号のやり取りを安定化させる。
③自動化したら次のステップを再度繰り返す。⇛②に戻る
ポイントは特定のステップを繰り返すことです。何度も電気信号を流すことで、経路が安定するのです。努力をしなければ新しいスキルは身につきません。
スキル上達については次の本がおすすめです。
この本では、タイピングや瞑想、プラグラミングなど様々なスキルについて効率よく習得する方法を解説しているので非常におすすめです。
最大効率で論文対策をするには?
ここでは、どのように対策すれば効率的に論文を攻略できるのかについて説明していきましょう。
論文試験は問題点を挙げて解決策を出し、それを採点者が納得しやすい形でわかりやすく伝えるということが求められます。
これらを細分化すると次の3つに集約できます。
論文を書く際に意識すべきポイント
①問題を分析しどのように解決策を導き出す
②どのように論理を構成していく
③分かりやすい文章を書く
この3つのポイントについて、対策方法をそれぞれ説明していきます。
①問題を分析し、どのように解決策を導き出すか?
問題の分析の仕方は次の本がおすすめです。
この本の著者は、公務員や予備校で働いている人ではなく、ビジネスマンとしてバリバリ働いている一流のビジネスマンです。
どのように問題を分析するのか?どのような解決策があるのか?を教わるなら、公務員や予備校の机上の上でしか考えられない人間より、叩き上げのビジネスマンから学んだほうがいいと個人的に思います。
この本では「どのように問題を分析すればいいのか?」について、いろいろなテーマを用いながらわかりやすく解説しています。
この問題解決メソッドは、論文だけではなく、面接や実際に働く際にも役に立つでしょう。
論文で出題されたテーマについて、この問題分析の手法を学ぶことで、採点者から「この受験生は鋭いな」と思われるはずです。
ぜひ一読しておきましょう。
②どのように論理を構成していくのか?
論文は次の型を意識しましょう。
論文を書く際に意識するべき型
- 問題提起
- 原因分析
- 解決策
この型の理解を深めるには、上記で説明した本「公務員試験の無敵の論文メソッド」を読んでおきましょう。
この型に従って論文を書くことで、必然的に論理的な文章になります。
逆に非論理的な文章は、型を意識せず、蛇行しまくるようなものです。このような論文は「何を言いたいのかわからない。」「意見に説得力がない。」という理由で低評価に繋がってしまいます。
論文は相手に伝えたい「たった一つのこと」を伝えるために、書くべきものです。そのたった一つの目的を補強、論証する必要があるのです。
この論理の型については次の記事でも詳細に説明しています。ぜひご覧ください。
https://katigumikoumuin.com/comment/ronnblnnsiken-gaiyou-taisku/
③分かりやすい文章を書く
分かりやすい文章を書く。
そのために注意するべきは、読み手が先を予想しやすい文章を書くことです。
特に重要なのは接続詞です。
多くの分かりにくい文章は接続詞をあいまいに使っているから分かりにくい文章になるのです。
接続詞をあいまいに考えると、文章の「つなげ方」や「展開の仕方」があいまいになりがちです。
その結果「何がいいたいか分からない」文章になってしまいます。
次の文章を読んでみましょう。
企業のリストラが進み、日本の終身雇用制度は崩壊した。能力主義の浸透は、若手にとって大きなチャンスでもある。若い世代の前途は明るい。学生たちは自信をもって就職活動に励んでほしい。
この文章に何か違和感を感じないでしょうか?
文章的には簡単なはずですが、読みにくくないですか?
ではなぜこの文章に違和感を感じたのか?
その理由を考えてみましょう。
・・・考えました?
正解は支離滅裂な文章になっているからです。
終身雇用制度の崩壊⇛能力主義の浸透とは論理的につながりませんし、能力主義の浸透は若手にとってチャンスということにもなりません。そして最後に、「就職活動に励んでほしい。」と脈絡がないままでてきています。
なんとなく意味が分かる文章ですが、論理が破綻しているため、読みにくいのです。
このような論理展開を意識していない文章「何がいいたいのかわからない」「回りくどく感じる」「同じことを繰り返している」というものになりがちです。
この論理が破綻したことに気づくために重要なのは「接続詞」です。接続詞を意識することで、文同士のつながりが明確になるため、読みやすい文書になるのです。
もしあなたの文章が分かりにくい・・・と自覚しているなら接続詞を意識してみましょう。
まとめ
今回は論文はいつから対策するべきか?についてお話してきました。
また論文対策を効率よくこなすために
①脳の神経生理学とスキルの習得の関係性
②論文で意識するべき3ポイント
についてもお話してきました。
この記事を参考に論文対策を行っていきましょう。
追伸:予備校の授業や参考書でいくら勉強しても論文に自信がないあなたへ。
どうも山辺です。
「え??お前誰??」
と思われたと思うので、少し自己紹介をしておきます。
私は元Fラン大学出身だったため将来の不安に感じていたため、大学3回生の時に公務員を目指すことを決意しました。
無能だったにも関わらず公務員試験に合格するために様々な知恵を学んだ結果
国家一般職、県庁、市役所(2箇所)、大学法人に内定をもらい、Fラン大学のくせに、みんなが羨む公務員の仕事を選ぶ立場になりました。
私は予備校の授業では論文が全く書けませんでしたが、たくさんの書籍から学んだ思考力、文章力を磨くことで、どんなテーマでも合格レベルの論文が書けるようになりました。
こちらの企画では、
どんなテーマでも合格レベルの論文が書けるようになるための講義を無料で提供しています。
こちらを読むことで、公務員試験の本質が理解できるため、
飛躍的に合格率を高める事
ができるでしょう。
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