論文を書けない・・・
だからいろいろと勉強しておこう!!
そう思って勉強しようとしても、
何を勉強すればいいかわかんねぇ・・・
と悩む受験生は多いはず。
なぜわかるかって??
私が受験生の時も
論文って何を勉強すればいいんだ・・・
そもそも範囲が広すぎだろ・・・
と愚痴を言いつつ、対策をしていました笑
そもそも論文の出題テーマってめちゃくちゃありますよね。
もーね。
種類が多すぎ。
だから『何を対策すれば分からない』というのが多くの受験生の本音だと思います。
でも安心してください。
この記事では論文の頻出テーマについて解説していきます。
この記事を読むことで論文の効果的な対策ができるようになるため、
『この記事を読むか読まないかで合否が決まる』
といっても過言ではありません。
それくらい重要な話をしています。
ですから、耳をかっぽじって。
よーく聞いてくださいね。
まじで論文のレベルが変わってくるので!!
それではまいりましょう。
あ!!
1つ言い忘れていました。
論文について体系的に学べる講義を作りました。
怪しいとは思いますが、かなり濃厚な講義を無料で受講できますので、もし気になるんだ方は↓のページをご覧ください。
Contents
論文試験を突破するためには『前提知識』と『書き方』を学べ!
論文試験は様々なテーマから出題されます。
そしてそれらのテーマで合格するためには、それなりの前提知識が必要です。
ですがあなたはこう思っているはずです。
確かに論文を書く上でテーマに対する前提知識は必要だけど、出題されそうなテーマについてすべて対策できない。。。。
そんなに時間なんてねぇよ!!
ま、そう思いますよね。
確かに公務員試験で出題されそうなテーマをすべて網羅することはできません。
全てを押さえようとすると、いくら時間があっても足りません。
ですから戦略的に対策することが求められます。
じゃーどうすればいいのか?
具体的には、
「出題されそうな箇所」×「汎用性がある箇所」
に集中して対策していきましょう。
でも、こういうことを言うと、次のような不安を抱えてしまう人が多くいます。
確かに範囲を絞って対策することは重要なのはわかるけど・・・・
でもそれじゃー知らないテーマから出題されたら合格できないのでは??
ま、安心してください
わからないテーマが出題されて困るかもしれませんが、それは他の受験生も同じです。
他の受験生も分かりませんし、そもそも論文に力を入れている受験生はほとんどいないため、大丈夫です。
ですので前提知識がないテーマでも、自分の持っている前提知識を使って、それなりの論文を書くテクニックを学べば、論文で合格できるはずです。
ちなみにそのテクニックについては、次のページで確認できます。
・・・ちょっと蛇足が多くなりました。
今までしてきた話をまとめると。
論文試験を効率的に対策するためには、次の2つを学んでいきましょう!!
①論文を書く上で必要な最低限の前提知識の「出題されそうな箇所」×「汎用性がある箇所」を学び、
②その前提知識を使って幅広いテーマに対応できるような論文の書き方を学ぶ。
この2つを押さえることが最短距離で論文試験の合格を勝ち取る戦略になります。
それではこれからは、
①論文を書く上で必要な最低限の前提知識の「出題されそうな箇所」×「汎用性がある箇所の戦略面
についてお話していきますので、ぜひご覧ください。
ちなみに②の幅広いテーマに対応できるような論文の書き方を学びたいという方についてはこちらの記事でも解説しています。
ぜひご覧ください。
https://katigumikoumuin.com/comment/bonbon-itukarataisaku/
それでは論文で対策するべきテーマについて解説していきます。
論文試験で押さえるべきテーマ
続いて論文試験で対策が必要なテーマについてお話していきます。
対策が必要なテーマは次の6つです。
論文試験で対策が必要なテーマ
- 行政一般⇛行政(採用自治体)の概要
- 公務員一般
- 地域振興
- 土木・交通対策
- 産業・労働
- 子育て
- 福祉・保険
- 防災
- 生活
それではそれぞれ説明していきます。
論文試験で対策が必要なテーマ
①行政一般
行政一般って何?と思うかもしれませんが、簡単です。
この行政一般とは、行政の課題のことです。。
特に市役所では「その市が抱えている課題」について出題されることが多いですね。
過去には次のように出題されています。
- 人口の自然増加が大きく見込まれない中、地方自治体にとっての交流人口の拡大に向けた取り組みの必要性と、そのために行政がとるべき方策について、あなたの考えを論じなさい。
- 岡山市を活気と魅力あふれるまちとしていくにあたっての課題を挙げて、そのように考える理由と当該課題に対する解決策について、あなたの考えを述べなさい。
まーめんどくさそうな問題が多いですね。
でも安心してください。
攻略ポイントは次の2点を意識すればおっけいです。
①自治体の情報を集めておく
自治体について調べていく上で、『その自治体はどのような計画を元に仕事をしているのか?』などを知っておく必要があります。
これを知っていなくちゃ論文が書けるはずがないので、確実に押さえておきましょう。
ちなみに『総合計画』や『行政運営にかかわる情報』などを見れば、わかりやすいですよ!!
「〇〇市 総合計画」などと検索すれば出てくるはずなので、押さえておきましょう。
②所信表明演説を確認するべし。
また市役所や県庁などの自治体のリサーチとして確実に押さえて欲しいものがあります。
それはその自治体の首長などが毎年行なっている、「所信表明演説」です。
市役所の採用試験を突破するためには、その市が
- 何を問題と認識しているのか?
- どのように解決していくのか?
などを知っておく必要がありますよね?
それらを知るうえで最も役に立つのが『市長の所信表明演説』です。
この所信表明演説では、『市長がその市をどうしていきたいのか?』をまとめています。
ですからこの演説をみることで、
・その市の問題点
・どうやって解決しようとしているのか?
がわかります。
ですから採用試験を受験するなら、絶対に読んでおくべきでしょう。
これはマストです。
論文試験で対策が必要なテーマ
②公務員一般
次に押さえておくべきテーマは「公務員一般」です。
え?何それ??
と思ったかもしれませんが、公務員一般とは、公務員が仕事をする上で大事にするべきことですね。
ちなみに市役所などでは、「志望動機」や「公務員として働く上で自分の経験をどのように活かすか?」が論文のテーマとして使われることがありますので、確実に押さえておきましょう。
実際、過去の試験では次のような出題がありました。
あなたが直面した最も困難な課題とは?それに対してどのように取り組み、克服しましたか?また、県行政に携わるにあたり、その経験から得たものをどのように活かすことが出来ると考えますか。それぞれについて、具体的に述べなさい
高度な能力や実績等を得る過程で行った具体的な取り組みと、その結果得たものについて述べるとともに、それらを和歌山県の一般行政の業務の中でどのように活かそうと考えているか?
これもなかなかめんどくさそうなテーマですね。
でも安心してください。
このような「公務員一般のテーマ」では、次の2点について押さえておけばOKです。
①理想の公務員像を明確にしておくこと
論文試験では
『受験生が公務員に対してどのような認識をもっているのか?』
『働く上でどのような点を気をつけるべきなのか?』
などのテーマで出題されることが多々あります。
このような質問は面接でも聞かれるので、自分なりの公務員像や、仕事の注意点などは押さえておきましょう。
②その自治体のためにどのような貢献できるか?
論文では、受験生が「公務員にふさわしいかどうか」も評価の対象となっています。
ですから、問題文に書かれていなくても
「自分が公務員としてどのように考えているのか?」
を考ておく必要があります。
自治体は「あなたの正確の良さ」や「人柄」ではなく、
「あなたが自治体で働くことで何ができるのか?」
を確認していることを意識しましょう。
論文試験で対策が必要なテーマ
③地域振興
次に大事なのが地域振興です。
地域振興では、観光や地域振興などの地域活性化と、自治会やNPOなどのコミニティについて出題されることがあります。
ちなみに過去問では
- 行政と住民の関係に置いて、情報、コミュニケーションの重要性が高まっているが、情報・コミュニケーションを適切にいかすために自治体が進めるべき施策について、あなたの考えを述べなさい
- 神奈川県の特性をふまえた観光施策について
などの出題がされています。
このテーマを攻略するためには、次の3点に気をつけるようにしましょう。
①地域の特性を理解しておく
地域振興について考える場合、地域の特性や観光地などを把握するようにしましょう。
もちろん、各自治体がどのような施策を行うとしているのか押さえておく必要があります。
②コスト意識を持て
昨今、公務員への風当たりが強くなっています。
税金を無駄に使ってしまうと、すぐに批判されてしまう。
だから行っていく政策には必ず「コスト」も考えなければいけません。
コストが膨大にかかる現実的でない事業など提案してしまうと、
「こいつは行政の仕事のことがわかってないな?」
と思われるため、確実にマイナスポイントになってしまいます。
予算には制限があるので、それを考慮するようにしましょう。
③地域コミュニティの問題点と解決策
現代の日本では、東京や大阪などの大都市圏に人口が集まっています。
つまり地方から都市部への移動が進んでいるが、出入りが激しい。
ですから昔ながらの「町内会」などの地域コミュニティが形成されにくくなっています。
その結果どうなったでしょうか?
人との交流の場が少なくなりました。
その結果、人々が感じるストレスが増加市、児童虐待などの事件や、自殺の増加につながっていルわけです。
ですから行政としては、昔ながらの交流の場を作り上げる必要があります。
具体的には、地域住民投資の交流の促進や現存するサークルやコミュニティの支援、活動場所や活動資金の提供などをしながら、コミニティを活性化していく必要があります。
この視点は押さえておきましょう。
論文試験で対策が必要なテーマ
④土木・交通対策
土木・交通対策では、道路、公園、鉄道、空港などのインフラなどのハード面や、放置自転車などのマナーなどのソフト面について出題されます。
両方とも押さえておきましょう。
例えば過去問では次のような課題が出題されています。
- 人口減少や少子高齢化が進む中、すべての人々の交通に対する基本的な需要を適切に充足し、移動手段の確保を図ると共に、交通施設を利用しやくすることが必要ある。移動手段の確保という観点から、人口減少や少子高齢化が交通全般にもたらす課題をあげ、解決に向けた方策について、あなたの考えを述べなさい
- あなたが考える、これからの交通インフラ整備について論じなさい。
これもめんどくさそうな問題が多いですよね。
ま、安心してください。
次のポイントを意識すれば攻略できるはずです。
①現実的な内容を書こう
「今後どのような公園を整備していくべきか?」というハード面についての出題があった場合、
・予算は限定されたものであること
・施設設備には賛否両論があること
を考慮することを論文に落とし込んでおきましょう。
また、ソフト面の出題(公園・道路などの利用、放置自転車など)は、即効性のある対応策はなかなかありません。
こうした出題に対し、一市民としてではなく、公務員としてどう考えるか、行政の役割はなにか、という視点を踏まえながら解決策を考えるようにしましょう。
論文試験で対策が必要なテーマ
⑤産業・労働
次に出題が多いのは、産業・労働関係についてです。
このテーマでは、中小企業などの産業振興や雇用対策と、農業や林業などの個別産業についての出題が多いですね。
ちなみに過去問では次のようなテーマで出題されていました。
- 民間企業において、高年齢者雇用確保措置(定年の引き上げ継続雇用制度の導入や定年の廃止)を義務付けるなど、高年齢者を取り巻く就労環境は大きく変化している。このような措置が義務つけられた背景について考察すると共に、これからの高年齢者雇用のあり方についてあなたの考えを述べなさい
- 大卒就職者の就職後3年以内の離職率は、3割強と高い水準にある。このような状況を踏まえ「働くこと」について、あなたの考えを論じなさい。
長文がうざい問題ですよね。
でも次のポイントを押さえれば合格レベルの論文は書けるはずです!!
①国・都道府県・市町村の仕事の違いを把握する
まずこのテーマを考える上で重要なのは、国・都道府県・市町村の仕事の違いについて把握しておく必要があります。
実際に論文を書く際は「受験先の組織で何が出来るのか?」を意識すべきでしょう。
地方自治体の試験で、国が実施するような内容を書くと、焦点がずれたものになるため、原点になってしまいます。
②自治体の主要産業を理解しておくこと
不況による雇用状況の悪化や、正規労働者の増大は、今後も出題される可能性があるテーマです。
自治体のメインとなる産業がある場合、関連したテーマが出題される可能性が高いので、確実に確認しておきましょう。
特に一時産業についての出題が多いので注意です。
論文試験で対策が必要なテーマ
⑥福祉・保険
福祉・保険でもっとも出題されるのは「高齢化問題」についてです。
ですから全国の高齢福祉の現状や課題を把握し、自治体の高齢化率や実際に行っている施策などを押さえておけば完璧でしょう。
ちなみに高齢化で起こる問題としては、
①労働人口の減少による影響、
②高齢者が住みやすいまちづくりに必要なものは何か?
③高齢者の孤独対策
の3点が多いと思います。
どの切り口が来ても、答えられるように、一度考えておきましょう。
ちなみに、過去問では次のような課題が出題されています。
- 高齢化が進む中、市の活力維持のため行政はどうあるべきか?
- 高齢化社会の課題と対策について
対策方法として、各自治体の抱える課題やニュースなどの問題点や解決策としてどのような政策をしているのかは確認しておきましょう!!
その他にも出題傾向が低いですが、次のような課題も出題されているので、一応注意しておきましょう。
- 非正規雇用
- 孤独死
- 過疎地域における医療の問題
- 生活保護の不正時給
論文試験で対策が必要なテーマ
⑦子育て
次に重要なのは「子育て」です。
具体的には、少子化・人口減少や待機児童問題、子育て支援など子供に関連する分野がほとんどですね。
実際、次のような過去問が出題されています。
- 本件の人口は現象が続き、近年、減少幅も拡大渓谷にある。ついては人口減少の背景と影響を明らかにした上で、人口減少対策として行政は何をすべきかあなたの考えを書きなさい
若い世代が子供を安心して育てることのできる環境づくりのために、行政が果たすべき役割について、あなたの考えを論じなさい
このテーマについて、絶対に考えておいて欲しいのは、自治体によって問題の重要度が異なるってことです。
ですから受験する自治体では、何が課題とされているか確認しておきましょう。
また、最近では児童虐待などがマスコミに取り上げられ、学校や児童相談所などの対応について問題視されることが多くなりました。
マスコミで大きく取り上げられたものは、次の年に出題される可能性が非常に高いです。意識しておきましょう。
論文試験で対策が必要なテーマ
⑧防災
そろそろめんど作なってきていませんか?
あと少しなんで頑張っていきましょう。
次に押さえておくべきテーマは防災です。
特に「危機管理」や「災害対策」などについてのテーマが多いですね。
過去にはこのようなテーマが出題されています。
- 近年、危機管理や防災対策の充実についてますます行政需要が高まっているが、全てに対策を講じるには予算や時間の制約もあり、すぐに対応できない場合もある。危機管理や防災対策の実施と予算のバランスについてどうあるべきか、具体的な危機や災害の例を挙げながら、あなたの考えを述べなさい。
- 東海地震・東南海・南海自信など近い将来発生するおそれのある大規模自信の対策として、観測データを収集し、監査するなど、さまざまな調査研究が推進されています。大規模地震による被害の発生の未然防止と軽減の観点から、考えられる対応策を600字以内で論述してください。
限られた資産の中で、危機管理や災害対策などは行政の大きな金額がかかっているため、出題される可能性が高いです。
一度考えておきましょう。
例えば、防災対策については
自助(自分の身は自分でで守る)
共助(地域で助け合う)
公助(公的機関による援助)
減災(地震等の対策として耐震化や転倒防止策などで被害を最小限にとどめようとする取り組み)
などのキーワードを押さえておくといいでしょう。
論文試験で対策が必要なテーマ
⑨生活
このテーマで出題されるのは
・ワークライフバランス
・自殺対策
の出題が多いのでこの2つだけは押さえておきましょう。
ちなみに過去にはこのようなテーマで出題されています。
- 仕事と生活との調和(ワークライフバランス)の実現の重要性とその実現のために行政が取り組むべきことについて述べよ。
- 平成10年以降、全国の自殺者数は毎年3万人を超える状況が続いており、自殺対策の充実が求められているが、現状における課題と今後の対応についてあなたの考えを論じなさい。
特にワークライフバランスや自殺の対策については、数字などを丸暗記してはいけません。
なぜそのような政策をしているのか?
という目的や、目指すべき方向について理解しておきましょう。
まとめ
・・・というわけで。
今回の記事は、かなり超大作になってしまいました。
一応10個紹介したので、これをすべて押さえていれば、間違いなく合格レベルの論文は書けるはずなので、何度も復習して準備しておくようにしましょうね。
何度も言っていますが、論文で重要なのは「構成」と「前提知識」です。
この前提知識は面接などでも役に立つので押さえておきましょう!!
追伸:予備校の授業や参考書でいくら勉強しても論文に自信がないあなたへ。
どうも山辺です。
「え??お前誰??」
と思われたと思うので、少し自己紹介をしておきます。
私は元Fラン大学出身だったため将来の不安に感じていたため、大学3回生の時に公務員を目指すことを決意しました。
無能だったにも関わらず公務員試験に合格するために様々な知恵を学んだ結果
国家一般職、県庁、市役所(2箇所)、大学法人に内定をもらい、Fラン大学のくせに、みんなが羨む公務員の仕事を選ぶ立場になりました。
私は予備校の授業では論文が全く書けませんでしたが、たくさんの書籍から学んだ思考力、文章力を磨くことで、どんなテーマでも合格レベルの論文が書けるようになりました。
こちらの企画では、
どんなテーマでも合格レベルの論文が書けるようになるための講義を無料で提供しています。
こちらを読むことで、公務員試験の本質が理解できるため、
飛躍的に合格率を高める事
ができるでしょう。
予備校では聞けない過激な内容をライン講義でお届けしています。