面接に自信がない・・・と感じている受験生へ。
あなたはおそらく、市役所の面接対策をしているのでしょうが、
おそらくこのような悩みを抱えていることでしょう。
- 市役所の面接ってどういう質問がされるの?
- 質問に対してどのように答えれば合格できるの?
この記事では、面接で受験したところはすべて合格した私が面接の対策について、
- 面接はどのように採点されているのか?
- 面接で高得点を取るための対策の仕方とは?
- 実際の市役所の面接試験でされた質問とは?
について語っていきます。
それでは参りましょう。
Contents
面接試験の採点の仕方とは?
これを知らずして合格は勝ち取れない。
面接で高評価を取るためには、面接官がどのように採点しているのか?を知っておく必要があります。
「相手がどのような評価をするのか?」を知らずに面接対策をするということは、ルールを知らないでサッカーをするのと同じことです。
ルールを知らなければ、
- どのような対策をすればいいのか?
- どのような回答が高得点につながるのか?
という戦略が立てられないですからね。
ですから、まずは相手がどのように採点しているのか?を押さえておきましょう。
確かに面接のルールを知らなければ対策の仕方がわからないな・・・
頑張って覚えるぞ!!
面接はコンピテンシー型で行われる。
コンピテンシーというのは、その人がどのような思考や行動の特性を見るための試験なんだ。
もうちょっと詳しく言うと、どのようなことを考えながらいろいろな経験をしているのか?という点を見ているんだよ。
例えば、自己PRで「私はサークルを立ち上げた」と伝えた場合、面接官は次のようなことを質問してきます。
- どのような点を気にしながらサークルを立ち上げたのか?
- どのような点を工夫したのか?
- 逆境をどのように乗り越えたのか?
面接について多くの受験生が勘違いしていることとして、
「すごいエピソードがあれば評価される」
と勘違いしている人が多いですが、
面接官は結果ではなく、どのような点を工夫したのかなどのコンピテンシーを見ていること
を頭に入れておきましょう。
つまり、すごい体験をしていなくても、コンピテンシーを適切にアピールできれば、高評価につながるのです。
次の記事ではコンピテンシーをアピールする前に注意するべきことを解説しています。
面接の採点はシステマティックに行われる。
面接の採点はマニュアルに沿って行われることを覚えておきましょう。
民間企業では人事一筋の人がいますが、公務員は3年で異動になるため、誰でも面接試験が行えるシステマティックなしくみがあるのです。
そもそも公務員試験は公平に採点する必要がありますが、大量の受験生を評価しなければいけません。
そのために、誰が面接をしても似たような評価になるようにマニュアルに沿って行っているのです。
では、具体的にどのような方法で評価を行っているのか?
採点シートを使って評価しているのです。
採点シートには得点につながるコンピテンシーと優・普通・劣の3パターンで採点していくのです。
そしてその採点シートを元に、質問などを行い、それぞれの項目を評価していき、その合計点数が面接試験の結果になるのです。
例えば公表されている国家1種試験の採点シートでは、次のような評価ポイントがあります。
面接官が評価する6つのポイント
①コミュニケーション能力
- 質問の意図を理解しているか?
- 話に一貫性があるか?わかりやすく簡潔に話せるか?
- 話し方に熱意、説得力があるか?
- 話題や話題材料を効果的に使っているか?
②信頼性(責任感、達成力)
- 相手を選ばず誠実に対応できる?
- 公務に対する気構え、使命感はあるか?
- 自らの行動、決定に責任を持っているか?
- 困難な課題にも最後まで取り組んでいるか?
③積極性
- 自らの考えを積極的に伝えているか?
- 考え方が前向きで向上心があるか?
- 目標を高く設定し、率先して行動ができるか?
- 困難なことにチャレンジしようとする姿勢が見れるか?
④社会性・協調性
- 相手の考えや感情に理解を示しているか?
- 異なる価値観に理解を示しているか?
- 組織や集団のメンバーと信頼関係が築けるか?
- 組織の目標達成と活性化に貢献しているか?
⑤経験学習力
- 自己の経験から学んで、現在に適用しているか?
- 自己や組織の状況と課題を的確に認識しているか?
- 優先度や重要度を明確にして目標や活動計画を立ているか?
- 他社から学んだものを自己の行動・経験にてきようしているか?
⑥自己統制
- 落ち着いており、安定感があるか?
- ストレスに前向きに対応しているか?
- 環境や状況の変化に柔軟に対応できるか?
- 自己を客観視、場に応じて統制することができるか?
※採点は優・普通・劣の3段階で行われます。
市役所の評価ポイントも上記の表とほぼ同じだと思われるので、
面接では、上記のコンピテンシーを満たしているというアピールをしていくべきでしょう。
だいたい、面接の採点の仕方が分かったよ。
それぞれのコンピテンシーを受験生を満たしているのか?を評価しているんだね。
多くのコンピテンシーを満たすアピールをすれば合格に近づくんだね。
そうなんだ。
このポイントを押さえればやるべきことが見えてくるんじゃないかな?
確かにね。
でも、このコンピテンシーを満たしているというアピールって具体的にどうすればいいの?
確かに、そのアピールの仕方って分かりにくいよね。
OK!!
必要なコンピテンシーをアピールをするための具体的な方法を紹介していくぜ!!
コンピテンシーのアピールはエピソードで語れ!!
コンピテンシー型を含めたアピールする場合、エピソードで語ることを意識しましょう。
そもそも面接官は「あなたはコミュニケーション能力がありますか?」「あなたは責任感がありますか?」と直接聞くわけではありません。
自己PRでや志望動機、趣味などの話を聞き、「〇〇の場合はどうする?」「もしあなたが〇〇ならどうする?」などと質問をすることで、コンピテンシーを評価しているのです。
そのため効率よくアピールするには、
コンピテンシーのアピールポイントを面接カードに散りばめるのです。
例えば、趣味について語る場合を考えてみましょう。
もしあなたがフットサルをしているなら、その仲間たちとのコミュニケーションを上で注意している点などをエピソードで語るなど、自分のアピールできるエピソードを準備しておくのです。
このようなエピソードを聞くことで、面接官は「この受験生はコミュニケーション能力があるな。」と評価してくれるのです。
面接カードを書く場合、自分のこれまでの経験や性格のうち、どのネタをアピールすれば良いのかを心がけるようにしましょう。
ちなみに合格の確率を上げる面接カードの作成の仕方は、こちらの記事で解説しているので、ご覧ください。
市役所の面接試験でまずはじめにするべきは想定問答集を作ること。
続いてわたくし山辺が、実際の面接でされた質問について徹底解説していきます。
まず私は面接でされるであろう想定問答集を作りました。
質問に対する回答を押さえておかないと、何を話せばいいか分からないですからね。
ですが、その想定問答集を作るためには、
面接官がどのような質問をしてくるのか?
が分からなければいけません。
では面接官はどのような質問をしてくるのか?
次の3つの質問を押さえておきましょう。
この3つの質問を押さえていれば、ある程度網羅できるのです。
その質問とは、「How」、「What」、「Why」の3つです。
この3つを意識しましょう。
実は面接官がする質問はこの3つの質問しかありません。
ですので、面接カードを読みながら、「How」、「What」、「Why」という質問ができないかを考えていきましょう。
そしてこれらの質問をすべて押さえていくのです。
例えばアルバイトを頑張ったと面接カードに書いたとすると、「How」、「What」、「Why」の3つの質問をおさえるのです。
例えば、私が面接官なら次のような質問をします。
- どのような工夫をしたのか?
- なぜそのアルバイトをしようとしたのか?
- 何を意識しながら仕事をしたいのか?
この3つの質問を押さえると、面接官からの質問をある程度網羅することができるので、安定して面接を行えるようになります。
次の記事では、面接官の質問について具体的な対策方法を解説しています。ぜひごらんください。
市役所の面接試験の流れと実際に聞かれた質問とは?
続いて、市役所の面接で聞かれた質問や面接の流れについてお話していきます。
※入室するまでのマナーなどはこちらの記事で紹介しているので、こちらの記事をご覧ください。
面接で聞かれた内容は次のことを聞かれました。
- アイスブレイクとしての軽い会話
- 志望動機
- 大学生活で頑張ったこと
- 趣味について
- 市役所で気になるニュースは?
それぞれ解説していきます。
ちなみに公務員試験の面接で頻出している質問とその回答方法については、こちらの記事で解説しています。
気になる方は読んでおきましょう。
【面接での実際の流れ】
①アイスブレイクとしての軽い質問
着席後アイスブレイクとして、「緊張していますか?」「今日はどのように過ごしていますか?」という質問がありました。
この質問は、受験者の緊張を取ることが狙いです。
第一印象はかなり重要なので、笑顔で、ハキハキと元気よく受け答えをすることを心がけましょう。
緊張で、暗い表情や小さい声で話してしまうと、「この受験者は暗いな」「本当に仕事ができるのか?」という悪い印象につながる可能性があるので、注意が必要です。
【面接での実際の流れ】
②志望動機
アイスブレイクが終わった後、「〇〇市を志望した理由を聞かせてください」という質問がありました。
この時、私が意識したことは会話のキャッチボールを意識することです。
受験生の中には、丸暗記した志望理由を一方的に話す人がいますが、そのような伝え方では高評価をえることができません。
まずは「〇〇という理由で志望しました」と簡潔に答えることがコツですね。
そうすると志望動機について掘り下げた質問をしてくるので、それに答えるような形で話していました。
「私は観光に興味がある」という志望動機を伝えましたが、それに対して次のような質問がされたのを覚えています。
- それって市役所ではなく、県庁でもできるけど、それでも市役所で働きたい?
- 隣の市役所ではダメなんですか?
- 仕事についてどのように調べましたか?
ですので、志望動機を伝える際は、
- 市役所と県庁の仕事の違いや、なぜこの市役所ではいけないのか?
- その市役所でしていることを具体的に調べておき、他の市役所との違い
などを押さえておきましょう。
【面接での実際の流れ】
③大学で頑張ったこと
続いて面接カードに記載していた学業以外で、大学で頑張ったことについて質問がありました。
特にサークルやアルバイトについての質問が多かったですね。
具体的には次のような質問をしてきました。
- サークルではどのような役職だったか?
- 友達からどのような人だと言われますか?
- 人と接する時にどのような点を意識してるか?
- 働いた上で困ったことが合ったことは?
たまたま、面接官と同じアルバイトをしていたため、私が面接官に逆に質問をするなどして、話が盛り上がりましたね。
このように会話を楽しむ余裕を持つことは重要だと思います。
後は自分がどのコンピテンシーをアピールするかを見極め、そのエピソードを語るようにしましょう。
頑張ったことなどを話す場合、ありのままのエピソードではなく、コンピテンシーをアピールする場と考えるようにするべきですね。
コミュニケーションをアピールするエピソードや、責任感をアピールするエピソードなどたくさんのエピソードを準備しておきましょう。
【面接での実際の流れ】
④趣味や休日について
つづいて趣味や休日の過ごし方についての質問がありました。
私は面接カードでフットサルと書いており、チームワークを良くするために何を意識するべきか?、練習ではどのような点を工夫しているのか?というエピソードを語り、コンピテンシーをアピールしました。
面接官からは「働き始めてもその趣味は続けますか?」という質問があったので、
「仕事で忙しいので初めは難しいと思いますが、時間があればしたいと思います。」というように答えた記憶があります。
この質問や自分のエピソードや自分のあるがままのキャラを伝えることを心がけましょう。
このキャラをアピールできれば、面接官の記憶に残るはずです。
【面接での実際の流れ】
⑤市役所関連で気になるニュースは?
観光関連の新たな事業について話した記憶があります。
面接官に「よく調べているね〜」と関心されていました。
この質問を答える際のポイントは、志望動機との整合性でしょう。
志望動機でやりたい仕事などを伝えている場合、その関連のニュースを話すべきでしょう。
自分なりの分析などを含めて伝えると高評価につながるでしょう。
面接官と会話する場合に、注意しておくべきポイント
さきほどは面接官からの質問についての話でしたが、ここでは「面接官」との会話で注意するべきポイントをお話していきます。
具体的には次のポイントを押さえておきましょう。
会話をする場合の押さえるべきポイント
①会話のキャッチボールを意識すること。
覚えたのをすべて話すのではなく、面接官の質問に簡潔に答えることを意識しましょう。
そして質問に対する回答は面接官が質問しやすいように答えるべきです。
暗記したものをそのまま出すのではなく、会話することを心がけましょう。
②嘘や取り繕った態度はバレる。
面接官を騙すのは無理だと思っておきましょう。
面接官は非常に多くの受験生を面接しており、緊張した状況で嘘をつくのはボロが出る可能性が非常に高くなります。
嘘をついたことがバレると、印象がかなり悪くなるため、絶対に辞めておきましょう。
自分の等身大からの発言でも十分合格できるのです。
③答えられない場合の保険を押さえておけ
質問に答えられない場合は、次の3つの対策をするようにしましょう。
①考える時間が必要な旨を伝える。
「頭の中が整理できていないので20秒ほど時間をいただいてもよろしいですか?」と面接官に申し出ましょう。
分からなくても積極的に答えようとしているという積極性は評価されるはずです。
②自分が完璧な回答ではないということを踏まえて答える
自分の回答は完璧ではないという点を踏まえ、分かる範囲で答えるようにしましょう。
③素直に分からないと答える。
これ以上答えられない場合、正直に答えられない胸を面接官に伝えましょう。
最悪なのは黙ることです。かなり印象が悪くなります。
まとめ:面接は事前準備をどれだけできるか?が合否を分ける。
面接試験で高評価を得るには、事前準備をどれだけしているかで合否が決まるので、しっかりと対策しておきましょう。
面接の練習は量をこなすことを意識しましょう。
回数をこなすことで、だんだんとスムーズに話せるようになります。
練習を何度もすることで、意外性のある質問にも動じずに答える事ができるはずです。
ぜひこの記事を参考に、市役所の面接試験を突破しましょう。
追伸:面接官の質問に「うまく答えられる自信がない・・・」と考えているあなたへ。
どうも山辺です。
「え??お前誰??」という声が聞こえてきたので、
少し自己紹介をしておきます。
私は元Fラン大学出身だったため将来の不安に感じていたため、大学3回生の時に公務員を目指すことを決意しました。
無能だったにも関わらず公務員試験に合格するために様々な知恵を学んだ結果
国家一般職、県庁、市役所(2箇所)、大学法人に内定をもらい、
Fラン大学のくせに、みんなが羨む公務員の仕事を選ぶ立場になりました。
・・・とはいっても。
私はFラン大学だったため、たいして勉強の才能がないし、秀でた実績もない、めんどくさがりのダメダメ人間でしたが、他の人とは違う戦略で戦った結果、圧倒的な成果を出すことができました。
正直、私の戦略で戦えば、誰でも合格できると思います!!
こちらの企画ではFラン大学だった私が
「国家一般職、県庁、市役所、大学法人」
に合格した方法をお伝えしております。
こちらをよむことで、公務員試験の本質が理解できるため、
飛躍的に合格率を高める事
ができるでしょう。
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