集団討論をどのように対策すればいいか分からないあなたへ。
公務員試験の二次試験で重要とされている集団討論。
・・・ですが。
どのように対策すればいいかわからない!!という人が多いと思います。
私も受験生の時、
集団討論ってどう対策すりゃーいいのよ。まじで。
と思っていました。
コミュニケーションは普通に出来るのですが、
集団討論になると頭が真っ白に・・・
「そもそも何をどのように考えればいいんだ??」
「この発言をしてしまうと、マイナス評価になるのかな?」
という不安を感じていました。
その結果、集団討論では置物になり、何も発言できなくなってしまた・・・
という人って結構いると思います。
安心してください。
集団討論はあるコツをおさえれば、合格できます。
たとえあなたが、
- どんなに口下手でも、
- どんなに話すのが苦手でも
- 論理的に説明するのが苦手でも、
普通にこなせるようになります。
集団討論で失敗する原因のほとんどは、
集団討論のルールを理解していないからです。
というわけでこの記事では、集団討論を成功させるためのルールや手順についてくわしく紹介していきますね。
ぜひこの記事を読んで、集団討論の対策していきましょう。
ちなみに・・・
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Contents
集団討論はこの3ポイントを意識しろ。
集団討論で絶対に押さえておくべきポイントがあります。
この3ポイントを意識すれば、
一発不合格になる可能性は著しく下がるはずです。
論文試験で絶対に押さえておくべき3ポイント
①内容に絶対的な正解はない。
集団討論で面接官が見ていることは、
受験生同士で協力して結論を導き出せるか?という強調性です。
よくある受験生の勘違いとして、
「自分の意見の正しさを証明すれば合格できる!!」
というものがあります。
例えば、、、
「相手の意見を論破すれば、合格できるのでは??」
と考えている人が多いですが、このような発想では合格することはできません。
大事なのはお互いの意見を取り入れた上で、より良い第3案を見つけようとするというメンタリティです。
まずは相手の意見を聞くことを心掛けましょう。
②他人の良い部分を認め、さらに良い解決策にしていくこと。
公務員の仕事は全体の奉仕者でなければいけません。そのためには協調性・バランス感覚・公平性が求められます。
ですので、他人の意見と自分の意見を踏まえて統合し、第3の案を見つけることが重要なのです。
③論理的に話しましょう。
集団討論では論理的に話す必要があります。
論理的に話すには、「主張+理由+事実」というフォーマットで話すことを心がけましょう。
「私は〇〇だと思います。その理由は〇〇だから。実際〇〇市では〇〇をしており〜」と発言する癖をつければ、説得力のある話し方ができるようになります。
集団討論ではこの点に注意しないと不合格になるので気をつけましょうね。
そもそも集団討論とは?ルールを押さえとけ!!
集団討論を攻略するためには、集団討論とは何か?を理解しなければいけません。
ですからここからは「集団討論って何なの?」を説明していきます。
もし「集団討論なんて知っているよ!」という方はここは読み飛ばして構いません。めちゃくちゃ役に立つテクニックを話しているので、合格を勝ち取りたい方は確実に読んでおきましょう!!
そもそも公務員試験の集団討論って何?
集団討論とは、1グループ5〜10人の受験生に、特定のテーマについて討論させる試験です。
試験時間は約45〜90分。
だいたい60分のところが多いですね。
その時間内で何かしらの問題について解決策を考えていきます。
集団討論で出題されるテーマとは?
続いて集団討論における出題されるテーマについてお話していきます。
出題テーマで意識するべきは以下の2つ。
集団討論のテーマで押さえておくべきポイント
①テーマの問われ方はこの3つ。
②どのテーマから出題されるか。
それぞれ説明していきましょう。
集団討論のテーマで押さえておくべきポイント:
①テーマの問われ方
集団討論で出題されるテーマの問われ方は次の3点です。
すべてのパターンを意識して、予習しておきましょう。
①問題解決タイプ
このテーマでは課題に対する解決策を考えなければいけません。
例えば、H25年度神奈川県では次のように出題されました。
地方公共団体では、今後、高齢化の進展等により介護・医療関係費の増加が見込まれるなど、更なる財源不足が予想されます。
そこで、将来を見据えた財源確保策についてグループで意見をまとめなさい。
②賛否タイプ
賛否タイプではあるテーマに対して賛成か反対かを問われます。
例えば、H25の長野県では次のように出題されました。
企業や官公庁等において、女性の管理職を増やすため、管理職に占める女性の割合を一定以上にすることを義務付ける法律を制定することに、あなたは賛成(○)か反対(×)か。
③自由討論タイプ
自由討論タイプは決まりがないため最も討論しにくいですね。前提条件をしっかり押さえないと議論が空転するので注意が必要です。
例えば、H25年の東京都では次のように出題されました。
あなた達は都庁の都市交流担当である。
東京都は、国際親善を目的として、世界10都市が集まるシンポジウムを開催する予定である。
国際シンポジウムでは、参加都市がそれぞれの都市の魅力を発表することになっており、東京都としてはこれを機に国際社会での東京の存在感を強めたいと考えている。
そこで、チーム内で議論し、他都市にアピールできる「東京の魅力」を3点考え、都庁内の関係者に説明することを念頭にホワイトボードにまとめなさい。
集団討論のテーマで押さえておくべきポイント:
②どのテーマから出題されるか?
集団討論では論文試験と同様、幅広いテーマから出題されます。
特に時事問題は出題されやすいので、新聞等は必ず確認しておきましょう。
特に頻出のテーマは下記のとおり。
- 地域振興・地域活性化
- 環境問題
- 少子高齢化
- 観光
- 防災
- ワークライフバランス
- 新聞や速攻の時事などで、しっかりと対策しておきましょうね。
集団討論の出題テーマは基本的には当日に発表されますが、受験先によっては事前にテーマを公開している場合があるので注意しましょうね。
試験概要は確認しておきましょう。
公務員試験の集団討論の評価ポイントはこの4つ!
そもそもなぜ集団討論を行っているのか?
それは、面接では分からない集団の中での立ち振舞を見るためなのです。
「しっかりと仕事ができるのかな」、「ちゃんと周りの人と協調性をはっきできるのか?」という点を見ているのです。
集団討論では次の4要素を評価している場合が多いですね。
- 積極性
- 協調性
- 論理力
- 表現力
集団討論で高得点を取るための具体的なテクニックは、この記事の後半にまとめているので確認しておきましょうね。
集団討論の全体の流れとは?
次の集団討論の流れについて説明していきます。
集団討論では次の4ステップで進みます。
確認しておきましょう。
①試験前に試験の部屋に誘導され、所定の席に着席する。
待機時間に「今日はよろしくお願いします。」と挨拶しておきましょう。
雰囲気が良くなり緊張がほぐれるので、集団討論がしやすくなります。
もし可能なら、この時に役割分担を決めておきましょう。
②試験管から論文試験のテーマと試験についての説明
討論の進め方について試験官から説明があります。
事前にテーマを公表している自治体もあるので確認しておきましょう。
③10〜15分程度時間が与えられ、そのテーマに対して自分の意見をまとめる
箇条書き等で自分の意見をまとめ、その根拠などをまとめておきましょう。
集団討論が始まると自分の意見を発表をしなければいけません。
どのように発言するかを考えておきましょう。
④集団討論開始
④については次のとおり詳細にお話します。
集団討論の具体的な流れはこれだ!
続いて集団討論の実際の流れについて説明していきます。
テーマによって変わりますが、基本的に次の流れを押さえておきましょう。
集団討論の基本的な流れ
- 役割分担を決める
- それぞれの受験生が自分の意見を発表
- 前提条件の把握
- 原因分析
- 解決策
- 発表
それぞれ解説していきます。
しっかりとメモをしながらご覧くださいませ。
①役割分担を決める
まずは集団討論の役割を決めましょう。
「司会、書記、タイムキーパー」を決めていきます。
役割分担:①司会
司会は重要度が高いですが、難易度が高い役割です。
上手く討論を回せれば評価されますが、上手く出来なければ悪評価に繋がります。
もし自信がないなら司会は避けましょう。
司会をしなくても合格できます。
司会で意識するべきは次の4点です。
- みんなが討論しやすいような環境を作る。
- 節目でまとめ、何について討論しているのかをはっきりさせておく。
- 発言できない受験生に配慮をする.
- 論点がずれた時に軌道修正する。
役割分担:②書記
書記は討論の内容をまとめる役割です。
みんなが発表する意見をまとめるため、発言する機会がどうしても少なくなってしまう、難しい役割です。
主な仕事は次のとおり。
- 意見をまとめながらメモする
- 節目で意見を振り返る。
役割分担:③タイムキーパー
討論の時間を管理するのがタイムキーパーの役割です。
討論の道筋を管理し、時間配分どおりに討論が進んでいるか確認しなければいけません。
多くの受験生が勘違いしていますが、役割がない=不合格にはならないので、焦らないようにしましょう。
役割がなくても、しっかりと討論をすれば合格できます。
②それぞれの受験生が自分の意見を発表
役割を決めた後は、テーマについて、受験生がそれぞれの意見を発表していきます。
一人約30〜60秒を目安に話していきましょう。
ここで注意するべきは簡潔に話すということ。
簡潔に話すには「主張⇛理由⇛事実」という流れで話すことを意識しましょう
③出題されたテーマの前提条件を明確に定義しましょう。
続いて、出題されたテーマの前提条件を明確に定義していきましょう。
特に注意するべきは次の2点です。
①言葉の定義
この言葉はどういう意味なのか?
②テーマの背景
どのような現状があるから、この問題が起こっているか?
ちょっと分かりにくいので具体例を交えてお話します。
例えば次のようなテーマが出題されたとします。
出題例:我が県のブランド力を向上させるにはどうすればいいのか?
この場合まずは条件を具体的に定義していきましょう。
私なら次のように考えていきます。
- そもそもブランド力って何?
- 自分たちの県は何がブランドになりそうか?
- いつまでに向上させるのか?
- そもそもブランド力はなぜ上げるのか?
- コストは?
- 誰に対して?
この定義を具体的に設定しないと、討論が噛み合わなるのでしっかりと話し合っておきましょう。
前提を明確にすることで、場の雰囲気を掌握できるので、テクニックとして覚えておきましょう。
多くの討論では定義が明確でないから、話がブレるのです。
例えば「観光に強いまちを作るには?」というテーマについて、
「県内の人に来てもらう」という人もいれば、「県外の人に来てもらう」という意見の人もいるかもしれません。
この場合、観光に強いとはどういう意味なのか?について共通の認識がないと、討論が噛み合いません。
だから定義付けが重要なのです。
④原因分析
定義を決めた後、何が原因でそのような問題が起こっているのかを討論していきましょう。
この原因分析を明確にしておかないと、次の解決策が「ありきたりなもの」になるので注意が必要です。
特に広い視点を持つことを意識しましょう。
例えば「少子化対策を解消するためには?」というテーマが出題された場合は、少子化の原因は、母子家庭の支援が足りない、保育施設が充実していない、親と離れている人が増えている。など様々な原因が考えられます。
⑤解決策
原因分析を元に解決策について考えていきます。
公務員の仕事をするにあたって重要なのは視野の広さが求められるので、受験生同士の意見を統合することを意識するべきですね。
多くの視点をカバーする解決策を提案できれば、高評価を得られるはず。
⑥まとめ・発表
時間終了後にまとめた結論を面接官に発表して集団討論は終了です。
ここで注意するべきは、時間以内に結論を出すこと。
時間内で意見をまとめられなければ、「このグループは調整能力がないのか。」と印象が悪くなるので気をつけましょう。
集団討論で心がけるポイントはこの記事後半でお話しているので、確認しておいてくださいね。
集団討論で高得点を取るためのテクニック
それでは続いて集団討論を合格するためのコツについてお話していきます。
このコツを実践すれば、集団討論で不合格になることはなくなります。
しっかりと対策しておきましょう。
【集団討論のコツ①】先制パンチをぶつけろ!!
集団討論が始まった際、変な空気が流れるので、そこで発言することを心がけましょう。
一番最初に発言することで、主導権を握りやすくなり、自然とリーダー的な存在になれるので、自分の有利な立ち位置にまわれます。
具体的には「では自己紹介から初めましょうか」「役割を決めましょうか。」と話し始めると良いでしょう。
第一声目は面接官も注目しているポイントなので好印象につながります。
【集団討論のコツ②】絶対に人の話を聞け!落ちるぞ??
集団討論では「聞く姿勢」が評価されます。
具体的には
- 相手の目を見て話を聴く
- 相手の方を向いて話を聴く
- 適度にうなずく
- 相手が何を言いたいのか?
を意識するべきでしょう。
という受験生に特にお伝えしたいテクニック。
それは、共感しながら「+アルファの意見」と「評価」を伝えるというもの。
このテクニックを使えば、意見がなくても発言することができるのです。
例えばこのような感じですね。
①「+アルファの意見」の場合
- 「〜な意見はいいですね。〇〇な効果が期待できますね。」
- 「さらに〜すればもっと良くなると思います。」
②「評価」の場合
- 〇〇案なら、コストパフォーマンスも良さそうですね。
- 〇〇案は住民の負担も減るのでいいですね。
自分の意見がなくても、他人の意見に「プラスアルファの意見」「評価」を交えることで発言ができるようになります。
【集団討論のコツ③】発言が少ない人を気遣う
公務員試験の集団討論は発言数ではなく、協調性を見ています。
そのためには、全員が発言しやすい雰囲気を作ることを意識しましょう。
特に発言が少ない人に配慮すればポイントアップにつながります。
具体的には次のように配慮しましょう。
- 他の人の意見も聞いてみましょう。
- この意見について〇〇さんはどう思いますか?
集団討論は全員で雰囲気を作っていくものです。
協力しながら討論していくことを心がけましょう。
【集団討論のコツ④】論理的に話せ
集団討論では自分の意見をロジカルに伝えなければ、
説得力のある発言はできません。
では論理的に話すには何を意識すればいいか?
次の3点を含めて話すことを意識しましょう。
このフォーマットで話すことで、ロジカルな発言ができるようになります。
論理的に話すために含めるべき3つの要素
①主張
主張は簡潔に、一言で結論を話すようにしましょう。
主張を1つに絞らなければ、何が言いたいのか伝わりません。
言いたいことはなにか?を決め、その1つだけ主張をするようにしましょう。そうしないと相手に伝わりません。
②理由
主張の根拠を示ししましょう。
この理由をきちんと伝えれば、説得力がある発言ができるようになります。
③事実(実体験)
主張と理由を押さえるだけでも論理的な発言ができますが、事実を伝えることでさらに説得力が高まります。
人は具体的な例を上げられると納得しやすくなるので、具体的な体験談や事実を含ませるようにしましょう。
具体的には次のようなイメージですね。
主張+理由+事実の3セットは常に意識しておきましょう。
この話し方は仕事をする上でも、役に立ちますので、
今のうちに慣れておきましょう。
集団討論で絶対に注意するべきポイント。
このポイントをミスすると即不合格になります。
集団討論では、自分の意見の正しさを証明してはいけません。
ですので、他人の意見を絶対に論破しようとしてはいけないのです。
そもそも集団討論は絶対的な正解を見つけるのではなく、
「他人と一つの目標に向かって協力できるか?」という協調性を評価しています。
そもそも絶対的に素晴らしい正解なんてあるはずないのです。
ですから、お互いの言い分を認め合い、両者を踏まえながらさらに良い案を見つけようとする意識が大事なのです。
相手の意見にも耳を傾けるために、次の点を意識しておきましょう。
他人の話に耳を傾けるためには、絶対的な正解はないと思え!
そもそも集団討論は一つの明確な答えを見つけようとしてはいけません。
価値観や考え方が違うから、意見が分かれるのは当たり前。
そこから認め合い、みんなが納得できる落とし所を見つけなければいけません。
つまり、既存の誰かの意見をそのまま採用するのではなく、その中の良い部分や悪い部分を分析し、さらに改良することが求められるのです。
もし自分の意見が絶対に正しいと思ってしまえば、他人の意見に耳を傾けられなくなりますよね?
そうならないためにも、次の2点は意識しておきましょう。
- 複数の解決策の中から、メリットが最大で、デメリットが最小にでき、コストや効果など幅広い視点で改善していくこと。
- 意見の食い違いは一方的に切り捨てるのではなく、価値観や考え方の違いを認めること。そして双方とも満足できるアイデアを考えること。
他人の意見を上手くまとめながら折衷案を模索するのが集団討論の本質なのです。
まとめ:集団討論で大事なのは、今までのことを踏まえて練習すること。
さて、この記事では集団討論の全体の流れや注意するべきポイント、対策する方法をお話してきました。
しかし、この記事を見ただけでは合格できません。
集団討論は数をこなさないと上手くなりませんからね。
量をこなし、失敗をたくさんすること。
この失敗を経験しなければ、集団討論は上手くなりません。
大事なのは実践です。
しっかり対策しておきましょう。
ちなみに・・・
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おまけ:この動画は集団討論のイメージがしやすいので、目を通しておきましょう。
全体の流れがイメージしやすくなります。
追伸:面接官の質問に「うまく答えられる自信がない・・・」と考えているあなたへ。
どうも山辺です。
「え??お前誰??」という声が聞こえてきたので、
少し自己紹介をしておきます。
私は元Fラン大学出身だったため将来の不安に感じていたため、大学3回生の時に公務員を目指すことを決意しました。
無能だったにも関わらず公務員試験に合格するために様々な知恵を学んだ結果
国家一般職、県庁、市役所(2箇所)、大学法人に内定をもらい、
Fラン大学のくせに、みんなが羨む公務員の仕事を選ぶ立場になりました。
・・・とはいっても。
私はFラン大学だったため、たいして勉強の才能がないし、秀でた実績もない、めんどくさがりのダメダメ人間でしたが、他の人とは違う戦略で戦った結果、圧倒的な成果を出すことができました。
正直、私の戦略で戦えば、誰でも合格できると思います!!
こちらの企画ではFラン大学だった私が
「国家一般職、県庁、市役所、大学法人」
に合格した方法をお伝えしております。
こちらをよむことで、公務員試験の本質が理解できるため、
飛躍的に合格率を高める事
ができるでしょう。
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