公務員試験について

【地方上級】試験の出題科目とボーダーとは?勉強法も解説

公務員試験はいろいろな職種で採用を行っていますが、ほとんどの受験生が受験する「地方上級試験」の情報って少ないですよね。

ですのでこの記事では

・地方上級試験って何?

・合格するためのボーダーってどのくらい?

・どの科目を勉強すればいいの?

について徹底解説しています。

それではまいりましょう。

Contents

地方上級試験ってそもそも何?

地方上級試験とは『都道府県、政令指定都市、特別区』で行われる採用試験のことです。

つまり『予算規模等が大きな自治体の幹部候補として働く場合』はこの採用試験を受けることになります。

地方上級試験は、地方公務員では最も難易度が高い試験であり、「国家一般職」と同程度の難易度と言われています。

ですので公務員試験の難易度の高い順に並べると

国家総合職>>労働基準監督官=東京都庁>国家一般職=地方上級=国税専門官=裁判所事務官>中核市役所

というようになります。

公務員試験を受験する場合、上記の表を参考に併願等を考えていきましょう。

併願についてはこちらの記事でも解説しています。↓

公務員試験の併願先のおすすめはここだ!無内定を避けるためのコツも徹底解説

地方上級試験の各区分の出題科目や配点

地方上級試験では、受験先の区分によって出題される科目や配点が異なりますが、次の5つのパターンに分かれます。

地方上級試験の5パターン

  1. 地方上級(全国型)
  2. 地方上級(関東型)
  3. 地方上級(中部・北陸型)
  4. 東京都1類B
  5. 特別区1類B

※④は東京都庁、⑤の東京都特別区はそれぞれ独自の試験担っています。

ですので、地方上級試験では受験先によって『出題される科目』や『配点』『試験内容』が異なります。

受験先の試験内容を必ず確認しておきましょう。

それぞれの試験について解説していきます。

各区分毎の筆記試験の出題科目と配点

地方上級試験の筆記試験科目と配点について

  1. 教養試験
  2. 専門試験

の2つの試験に分けて、次のようにまとめました。

地方上級試験では受験する区分によって、若干配点が異なりますが、出題される内容等はほとんど同じです。(東京都庁は記述試験のため独自の対策が必要です。)

ですので

東京都庁以外の地方上級試験を受ける場合、特別な対策等は必要ありません。

市役所は国家一般職などとほぼ同じ科目が出題されるため、ほかの試験と並行して勉強するべきでしょう。

 

地方公務員試験が難しいのは膨大な科目数から出題されるから。

なぜ公務員試験は難易度が高い試験と言われているのか?

その最も大きな理由は、膨大な範囲から問題が出題される点でしょう。

 

実際、教養試験と専門試験を合わせると30科目以上から出題されることになります。

さて、あなたはこの科目数を見てどう思いました?

 

「30科目も勉強できるわけがない。」と思いませんでしたか?

もしくは「俺はそんなに勉強できないから無理だ」と判断し、公務員を諦めようとしていませんか?

 

絶望しないでください。

 

公務員試験は戦略を持てばどんなにアホでも合格できる試験です。

その理由は公務員試験はテクニックと要領で合格することが可能だからです。

つまり、効率よく勉強すれば凡人でも合格できるということです。

私も理系の五流大学出身ですが、1年間の勉強の末、地元の県庁に合格することができました。

ですので、あなたにもその覚悟があるならきっと合格できるはずです。

特に学歴が低い人は公務員試験は必ず受けるべきです。

↓ ↓ ↓

低学歴こそ公務員になれ!元県庁職員が公務員試験と学歴の関係について解説します。

 

地方上級試験の効率的な勉強方法とは?

さきほどまでは地方上級試験の概要についてお話ししてきました。

公務員試験を突破するには、膨大な科目から出題される試験で得点しなければいけませんが、そのためには戦略を持って戦わなければいけません。

もし無策で公務員試験に突っ込んでも

あなたの努力が空回りし、不合格になってしまう

ことになりかねません。

 

かなりの高倍率である公務員試験では、凡人が何の工夫もなく勉強して合格できるほど甘い試験ではないということを念頭に置くべきです。

 

試験の本質とは〇〇だ

公務員試験を突破するための本質とはなんでしょうか?

結論からお話しましょう。

 

公務員試験は
徹底的な暗記で乗り切れ!

 

公務員試験の筆記試験では、センター試験のような5肢択一(5つの選択肢から正答をマークする試験)であるため、

①出題されている問題に関連する記憶を引っ張り出す。

②その記憶している知識を応用させて問題を解く。

という2ステップで問題を解いていることになります。

 

ですので合格するためには、

①どれだけ問題に関連する記憶があるか?

②その記憶を応用し、どのように問題を解くのか?

という2点を意識して勉強する必要があります。

この2点を押さえることで、効率よく勉強できるようになるため、公務員試験で落ちる可能性をかなり減らすことができます。

理解するために勉強するのは愚の骨頂。公務員試験は暗記すれば点が取れるんだから、徹底的に覚えろ。それで合格できる!

勉強する上で『考えて問題を解く』ことが称賛されていますが、そんなアホの言葉は無視しましょう。

そもそも問題を解くために、理解力など必要ありません。

公務員試験を突破する上で最も大事なのは暗記であり、それこそが公務員試験のキモなのです。

 

公務員試験を突破する上で大事なのは

解ける問題の解法パターンを暗記する

ということであり、それは、

①問題を解くために必要な前提知識を暗記し、

②その知識を応用して問題を解く方法も暗記すること

ということを意識しなければいけません。

 

では効率よく勉強するために
どうすればいいのか?

 

効率よく暗記するには次の3点を意識しましょう。

①記憶の量

②記憶の質

③記憶の維持

この3つを意識することでより効率的に問題を解くための前提知識をインプットできます。

効率の良い勉強法を学び、ライバルの3倍以上のスピードでマスターすることができるはずです。

超効率的な勉強方法についてはこちらをご覧ください。

https://katigumikoumuin.com/study/kouritu5gensoku/

 


 

さて、ここまでは

  • どのように勉強すれば効率的に勉強できるのか?
  • 暗記こそが公務員試験の本質

というお話をしてきましたが、

 

続いては公務員試験の地方上級試験で出題される筆記試験の

  1. 教養試験
  2. 専門試験

のそれぞれの科目の勉強の仕方についてお話していきます。

 

【地方上級の教養試験】合格するためのボーダーや勉強方法について

まずは教養試験についてお話していきましょう。

まずは勉強を始める前に、

  • 自分がどれだけ点数を取れれば合格できるのか?
  • どの科目に力を入れるのか?

を考えなければ、多くの人がハマる不合格パターンに当てはまってしまいます。

多くの公務員試験の不合格者は、戦略を持たず、無策で勉強するから落ちるのです。

凡人が勝つには戦略が必要です。

そして戦略を持つとはつまり、

  • 限られた時間でどれだけ得点を重ねることができるのか?
  • 何をすれば最短で点数につながるのか?
  • 逆に何をしてはいけないのか?

ということを考えて、どうすれば合格できるのか?を考え、最短距離を走り抜くために頭を使う必要があるということです。

 

合格するための戦略とは?

 

そして戦略を考える上で最も重要なのは、『目標点数』を定めることです。

つまり

  • 合格するためにどれくらいの点数をとっていくのか?
  • どの科目を重点的に勉強するのか?
  • どの科目は手を抜くのか?

などの戦略を緻密に考える必要があるのです。

 

教養試験のボーダーは6割。限られた時間で教養試験を突破するには『選択と集中』が大事。

結論からお話しましょう。

教養試験に合格するためのボーダーは6割です。

ですので筆記試験は6〜7割を目指して勉強すれば、落ちる可能性は劇的に下がっていきます。

実際、私が試験を受けた時も教養試験は6〜7割でしたが、受けた試験はすべて合格出来ました。

公務員試験を突破する上で重要なのは教養試験ではなく専門試験です。

ですので専門試験を重点的に押さえて勉強していきましょう!

 

地方上級試験の教養試験で重要なのは『数的処理』と『文章理解』だ!

教養試験では様々な科目が出題されますが、すべてを少しずつ勉強しても合格することはできません。

ですので、

大事なのは得点しやすい科目に集中して対策する

ことが求められます。

 

では教養試験ではどの科目が得点しやすいのか?

 

結論からお話すると、地方上級試験の教養試験で、重要度が高いものを上から順番に並べると次のようになります。

  1. 数的処理
  2. 文章理解
  3. 社会科学
  4. 人文科学=自然科学

そして限らられた時間で教養試験を攻略するためには、

重要度の高い科目(このひょうでは上の科目)から順番に押さえていくことこそが、最も効率的な公務員試験の対策になるのです。

 

そして教養試験を突破する上で最も対策すべきは、

 

数的処理」と「文章理解」です。

 

特に数的処理が苦手な受験生は多いですが、配点がかなり高いため、

この『数的処理』で合否が決まるといっても過言ではありません。

 

「数的処理の大切さはわかった!

けど・・・じゃーどうやって勉強すればいいの?」

・・・とあなたは思ったかもしれませんね。

 

数的処理を超効率的に対策していくには解法パターンを暗記し、

出題されるであろう問題の解法パターンをどれだけ頭の中に積み込めれるのか?

という点を意識しなければいけません。

 

私が編み出した超効率的に解法パターンを暗記できる数的処理の対策方法はこちらの記事で解説しています。

この記事を参考に差を付けましょう。

数的処理の勉強のコツを徹底解説!!出来ないのは〇〇が足りないから。

元受験生が語る?公務員試験の一般教養の勉強法とおすすめの参考書はこれだ!!

 

【専門試験】合格するためのボーダーや勉強方法について

さきほどは教養試験についてお話してきましたが、つづいて専門試験についてお話していきます。

専門試験の配点↓

専門試験のボーダーは6.5割程度と言われていますので、確実に合格するために7割を目指しましょう。(私の体験上、7割得点できれば筆記試験で落ちることはなくなります。)

 

そして専門科目で配点が高いのは、

憲法、民法、行政法、経済原論(ミクロ・マクロ)

の5科目です。

 

ですのでこの5科目を重点的に勉強していきましょう。

地方上級の志望度が高く、民法が苦手なら労働法や刑法を勉強しておきましょう。

特に労働法や刑法は民法に比べて範囲が狭く、難易度も簡単なものが多いのでおすすめです。

専門試験の対策方法はこちらの記事で徹底解説しています。

この記事を読んで周りの受験生をごぼう抜きしちゃいましょう!

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まとめ:地方上級試験を突破する上で最も重要なのは戦略だ!

今回の記事では、地方上級の試験概要や合格するための勉強方法についてお話してきました。

公務員試験は低学歴でも一発逆転できる、最後のチャンスです。

 

努力すれば合格出来るのですから、プライベートを充実させたいと感じているなら、将来のことを考えて公務員を志望しておきましょう。

「人生を変えたい」と思っているなら他の記事を読んで公務員試験に望みましょう。

あなたが公務員になれるよう応援しています。

 

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追伸:公務員試験の勉強が思うように進んでいないあなたへ

 

どうも山辺です。

 

「え??お前誰??」という声が聞こえてきたので、少し自己紹介をしておきます。

私は元Fラン大学出身から公務員を目指すことを決意しました。

 

勉強しておらずほぼゼロからのスタートだったのですが、公務員試験に合格するために様々な知恵を学んだ結果

国家一般職、県庁、市役所(2箇所)、大学法人に内定をもらいました。

 

Fラン大学のくせに、みんなが羨む公務員の仕事を選ぶ立場になったのです。

 

・・・とはいっても。

 

私ははじめから上手く言ったわけではありませんでした。

たいして勉強の才能がなかったし、秀でた実績もない、めんどくさがりやのダメダメ人間でしたが、他の人とは違う戦略で戦った結果、圧倒的な成果を出すことができました。

 

え?その方法が知りたいって?

 

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